ぶどう
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コレクション |
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ジャンル |
版画 |
作者名 |
浜口陽三 HAMAGUCHI Yozo |
制作年 |
1965(昭和40)年 |
材料 |
メゾチント・紙 |
寸法 |
29.0×34.0 |
署名 |
右下:hamaguchi: 47/50 (この/は改行ではない) |
寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
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作品名欧文 |
Grapes |
関連資料 |
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解説 |
このモノクロームの作品は、メゾチントという銅版画の技法の一つで制作されている。もっぱら、絵画の複製に用いられてきたこの技法独特の調子や質感を再発見し、それにふさわしい表現形式を生み出したのは、二人の日本人、長谷川潔と浜口陽三であった。 両者はともに、静謐(ひつ)で深々としたモノクロームの世界を実現したが、浜口の場合、黒と白の対比よりも、灰色の諧調のもつ豊かなヴァリエーションが重要な役割を占めている。 また、ち密で硬質な長谷川の画面に対して、目の粗い柔らかい織物のような感触が個性となっている。モティーフは、丹念に画面を織り上げる作業の中から、おのずと浮かび上がってきたかのようである。 最少限の要素で構成された画面は、完璧な均衡を保っている。こぼれ落ちた二粒のぶどうは、この均衡の要(かなめ)であり、崩壊への予感を秘めて、緊張感を生み出している。 (土田真紀 中日新聞 1989年9月2日掲載) |
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展覧会歴 |
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文献 |
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