『古代史』より「マルスとウェヌス」
コレクション |
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ジャンル |
版画 |
作者名 |
ドーミエ、オノレ DAUMIER, Honoré |
制作年 |
1842 |
材料 |
リトグラフ・紙 |
寸法 |
33.2×24.6 |
署名 |
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寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
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作品名欧文 |
Mars et Vénus (From "Histoire ancienne") |
関連資料 |
解説 |
実直な夫ウルカヌスの目を盗み、軍神マルスとの密会を重ねた美神ウェヌス。ここでは逢瀬(おうせ)の現場を取り押さえられ、夫の投げた一つ網の下、なすすべのない二人に焦点は当てられている。 同主題を異なる視点から描くという、後に映画やコマ割漫画へと応用されていく斬新(ざんしん)なアイデアでありながら、ドーミエはいとも手慣れたふうに処理している。苦虫をかみつぶしたようにまゆを寄せ、腕を組む「間男」マルスに比べ、騒動の張本人ウェヌスの顔には笑みさえ浮かんでいる。げに強きは女かな。土手の上にはこの大捕物の立役者ウルカヌスが自分の手柄を他の神々に披露する様子が描かれている。彼らはこの光景をあざ笑っているが、果たしてそれは、さらし者にされた愛人たちに向けられたものであったか、自分の恥を見せ物にする寝取られ亭主に対してであったか、それはご想像にお任せする。 (県立美術館学芸員・生田ゆき) [作家名(フランス語)] Honoré DAUMIER |
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展覧会歴 |
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文献 |
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