チャプスイ店にて


コレクション

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ジャンル

絵画(油彩画等)

作者名

清水登之
SHIMIZU Toshi

制作年

1921(大正10)年

材料

油彩・キャンバス

寸法

71.3×56.3

署名

右下:TOSHI.SHIMIZU / 1921

寄贈者

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来歴

この作品は著名な画家ジョン・スローン(John ・ Sloon) が清水登之から直接買ったもので、スローンの死後、アデルフィー大学教授で19世紀及び20世紀初期アメリカ絵画のコレクターであるクラーク・マーラー(Dr.Clark ・ Marlor)がスローン未亡人から購入した。なおクラーク・マーラーは1984年に研究書『独立美術家 協会』(”The Society of Independent Artists ; Exhibition Record and History") を出版している。

初出展覧会

独立美術家協会( The Society of Independent Artists ) 展(1922)

作品名欧文

In a Chop Suey Parlor
関連資料

解説

 「チャプスイ」とは、英語で「米国式の中華料理」という意味である。店内には中国風の照明燈や額縁が飾られ、食事をする人々、料理を運ぶウエイター、入ってきた男女の客などが、印象深い表情をのぞかせている。
 一九二〇年代のアメリカには、中華街のみならず、庶民的な中華風の料理店があちこちに誕生して、安くて庶民的なメニューが評判であったという。
 中央に立つ水夫や、食事をする東洋人など、人種の坩堝(るつぼ)であるアメリカ社会の複雑な様相が、現実感あふれる表現で描写された。画面をおおう深みのある色調や、切れ味の鋭い輪郭線は、きわめて魅力的で、ピカソらのキュービスムの影響をほのめかす。
 アメリカの風俗を、清水と同様にリアルに描いた同時代の画家、ジョン・スローンが、かつて所蔵していた一点である。 (中谷伸生 中日新聞 1989年7月22日掲載)

展覧会歴

日本洋画の青春展(岐阜県立美術館 1987)
清水登之展(栃木県立美術館 1996)
日本洋画のれきし 三重県立美術館コレクションによる(茨城県近代美術館 2000) no.83
美術を楽しむ散歩道―三重県立美術館名品展Ⅰ 日本洋画の楽しみ(川越市美術館 2003)
清水登之とその仲間たち(とちぎ蔵の街美術館 2004)
エトランジェ―異国への眼差し(三重県立美術館 2012)
コレクションの全貌展(三重県立美術館 2013)

文献

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