鳥
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コレクション |
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ジャンル |
絵画（油彩画等） |
作者名 |
小林研三 KOBAYASHI Kenzo |
制作年 |
1963（昭和38）年 |
材料 |
油彩・キャンバス |
寸法 |
90.5×65.0 |
署名 |
左下：k |
寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
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作品名欧文 |
Birds |
| 関連資料 |
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解説 |
小林の作風は、動物や自然が交感しあう童話的な宇宙を、明るく穏やかな色彩で描くものといってよいだろう。ただそこに変遷がなかったわけではない。たとえば本作品を見れば、実写的ではないにせよイメージを明快にさしだす後の作風とは対照的に、削れる限りの細部を削ることで画面が成立したかのようだ。ほとんど空白のままのキャンバスに、やはり明るく透明な黄色で描かれた鳥の群れが下方に寄せられている。鳥というよりその記号と呼ぶべきだろうか。これに先に立つ時期、小林の画面ではイメージが色彩のはんらんにのみこまれようとしていた。そこからの再構築をはかるべく、本作品のような極端な描法が選ばれたのだろう。それが実験であることは、より実写的な画面も同時期に制作されている点から推測できる。もっとも表現された内容自体は一貫している。記号化された描写がむしろ、宇宙的な光の瀰漫（びまん）を表すことを可能にしたのだ。 （県立美術館学芸員・石崎勝基） |
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展覧会歴 |
三重の三人（三重県立美術館 2007）k-09 |
文献 |
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