街角(グルネル)


コレクション

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ジャンル

絵画(油彩画等)

作者名

荻須高徳
OGISU Takanori

制作年

1929-30(昭和4-5)年

材料

油彩・キャンバス

寸法

73.2×59.9

署名

右下: Oguiss

寄贈者

東畑建築事務所寄贈

来歴

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初出展覧会

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作品名欧文

Coin de la rue (Grenelle)
関連資料

解説

 若いときには、ある人物への強い憧憬(どうけい)の念が、ものの見方や表現方法までその人物にそっくりにさせてしまうものなのだろうか。
 パリを描き続けた画家として知られる荻須高徳が、やはりパリ風景で名高い佐伯祐三の後を追うように、初めてパリの地を踏んだのは一九二七年秋であった。その後しばらく、彼の描くパリは、エピゴーネンといっても過言ではないほど佐伯のパリに似通っている。主題や構図はもちろん、激しい筆づかい、看板や広告の文字の効果、黒の線描など、あたかも佐伯の目と手を通してパリの街を見、描いているかのようである。
 とはいえ、ここに見られる、本来不安定なはずの構図が有するどっしりとした骨太さは、後の彼自身の作風を予告している。また作品そのものも、単なる模倣に終わらない質の高さを誇っている。 (土田真紀 中日新聞 1991年11月22日掲載)

展覧会歴

荻須高徳遺作展(日本橋・高島屋、呉市立美術館、名古屋市美術館、京都国立近代美術館、神奈川県立近代美術館、パリ・カルナヴァレ美術館1988-89)no.8
パリを描いた画家たち(芦屋市立美術博物館1991)no.IV-3
荻須高徳展(Bunkamura ザ・ミュージアム、松坂屋美術館、福岡県立美術館、山形美術館、奈良県立美術館、京都高島屋、尾道市立美術館、茨城県近代美術館1996-1997)no.10
パリ・風景の記憶-アジェの写真とオギスの絵画(稲沢市荻須記念美術館1997)no.0-4
荻須高徳と猪熊弦一郎展(丸亀市猪熊弦一郎現代美術館 1998)
エコール・ド・パリとその時代(笠間日動美術館、名古屋市美術館 1999)
日本洋画のれきし 三重県立美術館コレクションによる(茨城県立近代美術館 2000) no.87
生誕100年 荻須高徳展(稲沢市荻須記念美術館、富山県立近代美術館 2001)
エトランジェ―異国への眼差し(三重県立美術館 2012)

文献

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