夜の浜辺
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コレクション |
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ジャンル |
絵画(油彩画等) |
作者名 |
イケムラレイコ(池村玲子) IKEMURA Leiko |
制作年 |
2002-2003年 |
材料 |
油彩・麻 |
寸法 |
100.0×140.5 |
署名 |
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寄贈者 |
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来歴 |
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初出展覧会 |
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作品名欧文 |
Beach at Night |
関連資料 |
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解説 |
三重県津市出身のイケムラレイコは1972年にヨーロッパに渡り、スペインのセビーリャ美術大学で美術を専攻した。その後、スイスを経て、現在はドイツを拠点に活動する。絵画、立体、版画、写真、詩など、多様な作品を発表し、国内外の数々の美術館に作品が収蔵されている。 80年代前半にドローイングの発表から作家としての活動を始めたイケムラは、当時主流であった巨大なキャンバスに荒々しい筆致で描く新表現主義を経て、90年を境に大きく表現を変える。水墨画にヒントを得た心象風景とも捉えられる風景画や、生命の根源としての生き物をモチーフにしたセラミック彫刻、孤独と夢の間を浮遊する少女像など、異文化の中で経験してきた、自身とは異なるものとの対峙、孤立、共存、融合といったテーマが作品に内包されるようになり、独自性を強めていく。本作に描かれる、闇と光の合間を散り散りに走り去っていく少女たちは、内に秘めた感情の解放や可能性のひろがりを暗示する存在であるかのようだ。 (原舞子 『三重県立美術館 コレクション選』 2022年) |
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展覧会歴 |
イケムラレイコ うつりゆくもの(東京国立近代美術館、三重県立美術館 2011) 開館35周年記念Ⅰ ベスト・オブ・コレクション―美術館の名品 2017) コレクションによる特別展示 #StayMuseum ステイミュージアム(三重県立美術館 2020) |
文献 |
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