作品


コレクション

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ジャンル

絵画(油彩画等)

作者名

浅野弥衛
ASANO Yae

制作年

1964(昭和39)年

材料

油彩・キャンバス

寸法

72.7×90.5

署名

右下:YAE ASANO-64

寄贈者

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来歴

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初出展覧会

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作品名欧文

Work
関連資料

解説

「三重の三人」展で紹介する作家たちは私生活でも親しく交流していたのだが、その作風は一見して著しく異なっている。まず浅野は、ほとんどが白か黒だけの画面で、線による抽象表現を追求した画家と見なされてきた。浅野における線のあり方は画面ごとに変幻自在の姿をしめすが、今回紹介する作品では、白いひろがりの中でぱらぱらとまばらに散らばっている。ここでの線は勢いにまかせて走るものではなく、むしろ手の震えを抑えようとしながら刻んでいったかのごとき鋭敏さを感じさせる。といって画面から感じられるのは、神経の過敏さではあるまい。線は白地の上に絵の具で引かれたのではなく、地をとがったもので引っかいて刻まれた。そのため線を受けいれるだけの地の厚みや密度、弾力、そして温度の感触こそが印象に残ることだろう。他方、白地は、引っかかれることで逆に、象牙か磁器を思わせるつややかさを獲得している。
(県立美術館学芸員・石崎勝基)

展覧会歴

浅野弥衛展(三重県立美術館 1996)no.32
三重の三人(三重県立美術館 2007)a-05

文献

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