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波濤群禽図  12面(旧永島家襖絵)


コレクション

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ジャンル

絵画(日本画等)

作者名

曾我蕭白
SOGA Shohaku

制作年

1764(明和元)年頃

材料

紙本墨画淡彩

寸法

各172×85.6

署名

左下:蛇足軒左近次郎 / 暉雄蕭白筆 「蕭白」(朱文方印) 「曾我暉雄」(白文方印)

寄贈者

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来歴

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初出展覧会

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作品名欧文

Waves and Birds (Formerly on the sliding doors in the Nagashima household)
関連資料

解説

この一枚の襖(ふすま)は以前、このコーナーで紹介した鷹の襖絵と同じ三重県の某家の住宅を飾っていたものである。作者は曾我蕭白。江戸時代の論画家のひとりは、彼を世間が「狂人を以て」目していた、と書き留めている。
 たしかに常人ではただ驚くだけで、とけ込みにくい特異な感性が、その作品を支配している。しかし、同じ論画家が続けて「其画変化自在なり」と評しているように、きわめて多彩な技法を駆使する江戸時代きっての水墨の達人であった。
 鶴の破綻のないスタイリング、鶴の体にみる墨の濃淡の対比の的確さ、波のすさまじいばかりのスピード感など。四十数枚におよぶ襖絵のうちのたった一枚を、こうして取り出してきただけで、その手腕は簡単に説明がつくであろう。 (山口泰弘 中日新聞 1990年6月1日掲載)

展覧会歴

曾我蕭白展(三重県立美術館、練馬区立美術館 1987)
曾我蕭白―無頼という愉悦―(京都国立博物館 2005)
蕭白ショック!!曾我蕭白と京の画家たち(千葉市美術館、三重県立美術館 2012)
曾我蕭白 鳥獣画の探求(香雪美術館 2014)
開館35周年記念Ⅰ ベスト・オブ・コレクション―美術館の名品(三重県立美術館 2017)
コレクションによる特別展示 #StayMuseum ステイミュージアム(三重県立美術館 2020)

文献

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