二十四橋図


コレクション

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ジャンル

絵画(日本画等)

作者名

池大雅
IKENO Taiga

制作年

制作年不詳

材料

絖本淡彩

寸法

125×50.7

署名

右上:「碧悟翠竹山房」( 関防印 白文長方印) 二十四橋 / 九霞山樵製 「戴成」(白文方印) 「玉皇香案吏」(朱文方印)

寄贈者

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来歴

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初出展覧会

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作品名欧文

Twenty-Four Bridges
関連資料

解説

 隋から唐にかけて、長江と大運河がつながる中国南北交通の要衝として物があつまり人があつまった揚州のまち。水にかこまれたこの都には、大坂の八百八橋とまではいかなくても、橋が二十四を数えたといわれる。そしてこの橋のうえで二十四の麗人が簫(しょう)を吹いたという伝説がふるくからあったらしい。晩唐の杜牧が「二十四橋名月夜、玉人何処教吹簫」とうたったとき、あきらかに詩人はこの事故をふまえていた。大雅はこの杜牧の詩を知っていたのだろうか。たぶん知っていたはずで、それが江戸人のもっとも得意な見立てとなって、もとの材料のごく一部からおもいがけない発想をうんだ。だからこの水辺の風景が揚州に似ていなくてもちっともこまらないので、だいいちこれは日本でもなく想像の風景である。それをうまく胸中山水といった。絵をみてその題におよぶとき、たしかに杜牧をおもいだし、橋を渡る人に玉人でなく大雅を感じながら、幻の笛を聴くという高等なしかけをただ楽しめばいいのだ。 (東俊郎 中日新聞 1993年4月16日掲載)

展覧会歴

近代日本絵画に見る「自然と人生」-風景の発見、そしてその中へ(神奈川県立近代美術館 2004)
コレクションの全貌展(三重県立美術館 2013)

文献

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