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【特集展示 【生誕100年浅野弥衛 ―描線の詩学―】展

 

【会期】…2014年10月1日(火)-12月21日(日)(毎週月曜および祭日の翌日は休館)(全71日)

【会場】…三重県立美術館 柳原義達記念館A室

【主催】…三重県立美術館、(財)三重県立美術館協力会

【助成】…公益財団法人岡田文化財団、公益財団法人 三重県立美術館協力会

【担当】…生田ゆき、作佐部蛍

【印刷物編集】…生田ゆき、作佐部蛍

 

 本展は、三重県鈴鹿市出身の抽象画家、浅野弥衛の生誕100年を記念した展覧会である。三重県立美術館では、1996年に「浅野弥衛展」(企画展示室、県民ギャラリー)を開催したが、これが作家の生前唯一の回顧展となった。本展では、質量ともに決定版となった1996年の展覧会以降の調査・研究の成果の発表を展覧会の大きな柱とした。

 会場は柳原記念館A室を使用した。そのため、1996年の展覧会には量的に及ぶべくもないが、展覧会の趣旨を、浅野が1959年に鈴鹿信用金庫を辞して画業に専念する以前の活動を明らかにすることに焦点を絞ることで明確化することに努めた。浅野については、「独学の作家」として語られることが多く、戦前そして戦後から50年代にかけての活動については不明な部分が残されている。本展では、浅野自身が唯一の師と認める野田理一との関係を軸に、「浅野弥衛前夜」とも言うべき活動と作品の発掘に力を注いだ。

 展覧会の準備期間中から、浅野のご遺族を始め、浅野に縁の深い人々や団体、野田理一研究家などからの協力を得ることができ、出品作品41点中、7点が新発見、2点が初公開となり、実に4分の1近い作品が本展において初めて来館者の目に触れることとなった。

 同時に、名古屋の文芸同人誌『北斗』に浅野が提供したカット原画や浅野のデザインによる同誌バックナンバーを展示することにより、抽象画家としての浅野弥衛以外の顔も紹介することができた。

 三重だけでなく、東海圏および近畿地方などにも活躍の場を持った浅野に対して、地元鈴鹿市、浅野の作品をコレクションする美術館などと連携して、浅野弥衛生誕100年を機に同作家が残した足跡の再検証を行った。

 浅野弥衛生誕100年をめぐる各地での取り組みの総決算として、12月には芸術批評誌『REAR』において「特集 弥衛さん」が組まれ、多くの寄稿者による浅野論が展開された。

 入館者数は4,331人(有料1,874人、無料2,457人)。生前の浅野を良く知る人たちはもちろん、初めて浅野に触れる若い来館者も目立った。同時開催の「カミノ/クマノ」展との相乗効果により、三重県の作家についての理解が深まることを期待する。

 

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会場配布パンフレット

 

【開催時のご案内】

http://www.bunka.pref.mie.lg.jp/art-museum/event/event2014/asanoyae.htm

 

【他施設との連携】

◇名古屋市美術館 / 名品コレクション展U 郷土の美術:浅野弥衛と桜画廊の作家

前期:9月6日[土] 〜10月26日[日]

後期:11月8日[土] 〜12月23日[火・祝] 

◇鈴鹿市文化会館さつきプラザ / 生誕100年浅野弥衛記念展

9月26 日[金] 〜28日[日] 

◇パラミタミュージアム / 生誕100年記念浅野弥衛展 ―詩情の線刻象嵌画―

10月1日[水] 〜11月24日[月・振休] 

 

主な記事等

【新聞】

朝日新聞

2014.8.29 「浅野弥衛 新たな抽象画 生誕100年長女ら確認 北伊勢上野信金」(佐野登)

2014.9.18 「先鋭アート ここから 生誕100年の抽象画家浅野弥衛 鈴鹿でアトリエ公開」(鈴木裕)

 

中日新聞

2014.1.6 「画業ひもとく「点と線」 浅野弥衛 鈴鹿の油彩は「最初期」」(宮川まどか)

2014.9.9 文化欄「「日本の抽象」を求めて 三重・鈴鹿出身の画家 浅野弥衛」(宮川まどか)

2014.9.17 中部の文芸(清水信)

2014.10.28 「画家浅野弥衛 変遷とたどる 県美術館 生誕100年記念展」

2014.11.30 美術館だより 浅野弥衛《無題》(個人蔵)(生田ゆき)

2014.12.7 美術館だより 浅野弥衛《作品》(北伊勢上野信用金庫蔵)(生田ゆき)

2015.5.6 中部の文芸(清水信)

 

毎日新聞

2014.8.30 「浅野弥衛の未発表作品発見 北伊勢上野信金で保管」(加藤新市)

 

伊勢新聞

2014.8.26 「鈴鹿市出身、抽象画家の故浅野弥衛氏 未発表作品を公開へ」(岸本礼子)

 

【雑誌】

『北斗』No.606(2014年4月1日発行)「編集後記」(棚橋鏡代)

『北斗』No.610(2014年9月1日発行)【特集 浅野弥衛 生誕百年】(pp.54-98)

『北斗』No.613(2014年12月1日発行)「開かれた芸術世界へ」(竹中忍)

                   「編集後記」(竹中忍)

『REAR』No.33 (2014年12月22日発行)【特集】弥衛さん(pp.1−96)

『北斗』No.616(2015年4月1日発行)「編集後記」(竹中忍)

『火涼』No.70(2015年5月9日発行)「野田理一資料」(衣斐弘行)

 

【その他】

「アートペーパー」名古屋市美術館ニュース 2015年春号 no.98

「郷土の作家たち」 浅野弥衛(角田美奈子)

http://www.art-museum.city.nagoya.jp/Artpaper/Artpaper98.pdf

 

Hill Wind 35号

「Hill Wind」35号表紙解説 浅野弥衛《点と線》(鈴鹿市所蔵)(生田ゆき)

 

Hill Wind 36号

「浅野弥衛と『北斗』「描線の詩学」断章 その@」(生田ゆき)

 

Hill Friends(三重県立美術館友の会だより)96号、2014年11月30日発行

「特集展 生誕100年 浅野弥衛展 地域、若者に親しまれる抽象画家」

「美術セミナー(鈴鹿) 鈴鹿の風土と深いかかわり」 

 

【美術セミナー】

日時:2014年10月31日

会場:鈴鹿市文化会館 2階工芸室

演題」:「生誕100年浅野弥衛 言葉・風土・イメージ」

講師:生田ゆき

参加者:54人

 

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