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美術館 > 刊行物 > 年報 > 2013年度版 > 年報2013 企画展 アジアをつなぐ―境界を生きる女たち 1984-2012

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年報2013年度版 【アジアをつなぐ―境界を生きる女たち 1984-2012】

2013年4月13日(土)-6月23日(日)

【主催】…三重県立美術館、公益財団法人三重県立美術館協力会、朝日新聞社

【助成】…公益財団法人岡田文化財団

【後援】…三重県男女共同参画センター「フレンテみえ」

【担当】…原舞子

【デザイン】…タン・ルイ(Tan & Kimura Press)

アジアをつなぐ-境界を生きる女たち 1984-2012

 

展覧会の内容

中国やインドをはじめとするアジア諸国の急速な経済成長や国際政治の場での発言力の増大、ジェンダーに対する意識の高まりを背景に、時代のうねりは女性と社会、アジアと世界との関係に、今までにない構造的な変化をもたらしている。こうした状況下、アジアの女性アーティストたちは何を感じ、どのような立場から、何を表現しようとしているのか―本展は、パキスタン、インド、モンゴル、中国、韓国、インドネシア、フィリピン、ベトナムなど広範囲のアジア16か国・地域に関係する48人の女性アーティストによる約130点にのぼる作品を紹介し、日本初の大規模な展覧会として開催した。

本展では、アジアの現代美術が国際的な注目を集める以前の1980年代から今日にいたるまでのおよそ30年間に制作されてきた作品を一堂に会し、アジア地域に生まれ、活動し、また海外を拠点にする作家も含めて、女性たちの多方面にわたる関心の有りようや表現の多様性、それらの変遷を丹念にたどり、その豊かな世界を多用な視点から取り上げて紹介した。

女性特有の問題を意識して作られた作品、歴史や戦争、民族にまで広がる関心を凝縮した作品、また近年の新しい傾向を示す作品など多彩な作品により、「アジア」「女性」「アート」が紡ぎ出す世界を検証し、アジアの女性アーティストの創造的でポジティブな可能性をさぐった。

また、関連イベントとして会期中には、出品作家によるアーティストトーク、映像作品の上映会、作家によるワークショップ等を開催した。

巡回情報

福岡アジア美術館 2012年9月1日(土)-10月21日(日)

沖縄県立博物館・美術館 2012年11月27日(火)-2013年1月6日(日)

栃木県立美術館 2013年1月26日(土)-3月24日(日)

 

会期中のイベント

アーティストトーク

4月13日(土) 14:30-16:00

作家:ユン・ソクナム(韓国)、阪田清子、井上廣子

各展示スペースにて実施。参加人数約100名。

 

ギャラリートーク

5月12日(日) 14:00-15:00  参加人数 25名

6月9日(日) 14:00-15:00  参加人数  28名

 

ワークショップ おっぱい塔クッキング Breast Stupa Cookery

5月18日(土) 13:30-16:00 

講師  ピナリー・サンピタック(タイ)

参加人数 23名

 

映像作品上映会

各日14:00-

美術館講堂(入場無料)

4月 20日(土) A 15名
27日(土) B 20名
28日(日) C 25名
29日(月) D 17名
5月 3日(金) E

17名

4日(土) F 17名
5日(日) G 21名
6日(月) A 26名
11日(土) B 10名
25日(土) C 15名
6月 1日(土) D 16名
8日(土) E 21名
15日(土) F 10名
22日(土) G 36名

上映プログラム

A (96分) 出光真子《Woman's House》(1972年、13分40秒)、《主婦の一日》(1977年、9分50秒)、《アニムス パート2》(1982年、19分40秒)、《ざわめきの下で》(1985年、10分50秒)、《洋二、どうしたの?》(1987年、18分)、《清子の・鼾〟t(1989年、24分20秒)

B (71分) 出光真子《おんなのさくひん》(1973年、11分)、《At Any Place 4》(1978年、12分30秒)、《加恵 女の子でしょ!》(1996年、47分20秒)

C (88分) 琴仙姫《獣となりても》(2005年、18分)、《異郷の空》 (2005年、70分)

D (98分) トリン・T・ミンハ《夜のうつろい》(2004年、98分)

E (72分) ジェーン・ジン・カイスン《女と孤児と虎》(2010年、72分)

F (79分) ソン・ヒョンスク《家は何処に》(2002年、79分)

G (102分) ヤスミン・コビール《ある解放》(2003年、38分)、グエン・チン・ティ《再録画されたテープの編年史》(2010年、28分)、山城知佳子《オキナワTOURIST》(2004年、22分)、《あなたの声は私の喉を通った》(2009年、7分)、《沈む声、赤い息》(2010年、7分)

*作品はすべてDVDによる上映。

 

スペシャル・ランチ

会期中、レストラン「ボン・ヴィヴァン」にて展覧会にちなんだスペシャルメニューを提供。

 

主な記事等

朝日新聞

2013.4.14 緒方雄大「女性の創造力、結集 三重・「アジアをつなぐ」展」

2013.5.15 「ユン・ソクナム《ピンクルーム5》」

2013.5.16 「イー・イラン《スールー諸島の物語―境界線》」

2013.5.17 「井上廣子《森:Mori》」

2013.5.18 「阪田清子《止まったカーテン》」

 

中日新聞

2013.4.14 「林天苗《卵#3》」

2013.4.21 「ホウ・ルル・シュウズ《越境/文化アイデンティティ―アジアから来た花嫁(Ⅱ):黄氏戀とその娘(B)」

2013.4.28 「ハ・チャヨン《カローラのバラード》」

2013.5.5 「イー・イラン《スールー諸島の物語―境界線》」

2013.5.12 「シャージア・シカンダル《SpiNN》」

2013.5.19 「イン・シウジェン《スーツケース2001》」

2013.5.26 「レー・ホアン・ビック・フオン《言葉にならない》」

2013.6.2 「石川真生《フィリピン人ダンサー》」

2013.6.9 「山城知佳子《I Like Okinawa Sweet》」

2013.6.16 「ダグヴァサンヴー・ウーリンツヤ《天の窓》」

2013.6.23 「ユン・ソクナム《ピンク・ルーム5》」

 

日本経済新聞

2013.5.30 天野一夫「美術 「アジアをつなぐ―境界を生きる女たち 1984-2012」展 48作家、多様な視点で紹介」(夕刊)

 

毎日新聞

2013.5.25 「ユン・ソクナム《Son, son, son》」

 

奈良新聞

2013.5.3 「文化 三重でアジアの女性現代美術展 生駒の井上さん出展」

 

芸術批評誌 REAR 

北原恵「批評 アジアをつなぐ―境界を生きる女たち 1984-2012」(2013.8.30発行)

 

主な放映

2013.4.11 東海ラジオ

2013.4.11 CBCラジオ

2013.4.14 NHK津放送局(東海圏のニュース、18時台)

2013.4.17 エフエム三重

2013.5.14 東海テレビ

2013.6.6 三重テレビ(「とってもわくドキ!」、18時~19時)

 

 

展覧会図録

 

出品作品リスト

 

展覧会開催時のページ

 

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