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美術館 > 展覧会のご案内 > 企画展 > 2012 > 常設展示2012年度第2期(2012.7-2012.9)

美術館のコレクション(2012年度常設展示第2期)

2012年7月10日(火)~9月30日(日)

出品作品リスト

第1室 特集展示 浅野弥衛

 常設展示2012年度第2期(第1室)

作者名 生没年 作品名 制作年 材料 寸法 所蔵/寄贈者
浅野弥衛 1914-1996 作品 1960(昭和35)年 油彩・キャンバス 90.7×116  
作品(黄・緑・紫・青・赤) 1964(昭和39)年 油彩・キャンバス 73.0×90.5 小嶋千鶴子氏寄贈
作品(黄・紫) 1964(昭和39)年 油彩・キャンバス 72.5×91.0 小嶋千鶴子氏寄贈
作品 1975(昭和50)年 油彩・キャンバス 97.0×146  
作品  2点組 1979(昭和54)年 油彩・キャンバス 91.1×117(両方同寸)  
作品 1961(昭和36)年 油彩・キャンバス 45.2×52.9  
作品 1967(昭和42)年 油彩・キャンバス 65.7×90.9  
作品 1970(昭和45)年 油彩・キャンバス 64.7×90.9  
作品 1975(昭和50)年 油彩・キャンバス 72.7×90.9  
作品 1975(昭和50)年 油彩・キャンバス 90.9×90.9  
作品 1976(昭和51)年 油彩・キャンバス 90.9×117  
作品 1976(昭和51)年 油彩・キャンバス 117×90.9  
作品 1977(昭和52)年 油彩・キャンバス 65.0×91.0  
作品 1978(昭和53)年 油彩・キャンバス 65.5×91.0  
無題 1985(昭和60)年 油彩・キャンバス 116.7×91.0  
無題 1987(昭和62)年 油彩・キャンバス 65.2×91.0  
無題 1988(昭和63)年 油彩、オイルスティック・キャンバス 91.0×72.5  
作品 1982(昭和57)年 鉛筆・紙 79.0×223  
作品 1983(昭和58)年 鉛筆・紙 111×79.5  
作品 1983(昭和58)年 鉛筆・紙 111×79.0  
作品 1983(昭和58)年 鉛筆・紙 111×79.0  
作品 1984(昭和59)年 鉛筆・紙 110×78.5  
作品 1984(昭和59)年 鉛筆・紙 79.0×111  
無題 1986(昭和61)年 柿渋、オイルスティック・紙 90.0×54.5  
無題 1986(昭和61)年 木、オイルスティック 77.5×96.5×17.0  
無題 1986(昭和61)年 木、オイルスティック 81.0×81.0×81.0  
1954 (昭和29) 年 油彩・キャンバス   鈴鹿市所蔵
点と線   油彩・キャンバス   鈴鹿市所蔵
イーゼル       個人蔵
パレット(白)       個人蔵
パレット(黒)       個人蔵
油彩画用筆(白)       個人蔵
油彩画用筆(黒)       個人蔵
パレットナイフ       個人蔵
鉄筆       個人蔵

 

第2室 画家たちが見た風景

 

サルバドール・ダリは《パッラーディオのタリア柱廊》を描いたころイタリア諸都市を旅し、16世紀イタリアの建築家パッラーディオ(1508-80)による「テアトロ・オリンピコ」という劇場を訪れています。遠近法を巧みに利用した舞台設計で知られるこの劇場を見たダリは、「世界で最も謎に満ちて神々しく美的な場」と称えたといいます。この作品には劇場そのものは描かれていませんが、奥行を誇張した画面にはダリがイタリアで目にした風景が盛り込まれていることは確かです。

 かわって、印象派の画家クロード・モネが描いた《橋から見たアルジャントゥイユの泊地》を見てみましょう。暮れなずむ夏空の下、セーヌ川には幾隻ものヨットが浮かんでいます。刻一刻と変化する風景をモネの目はとらえ、画面の中に収めました。

 画家の目に写った風景はさまざまなかたちで表されます。たとえば同じパリを描いた作品でも、それぞれ持つ雰囲気が異なるのは、画家によるテクニックの違いもさることながら、画家たちがどのようにその風景を見つめていたかという違いが大きいのでしょう。その時画家の目に写っていたものは何だろう―そんな想像を働かせて作品を見ると、新しい魅力を発見できるかもしれません。

 常設展示2012年度第2期(第2室)

作者名 生没年 作品名 制作年 材料 寸法 寄贈者
ダリ、サルバドール 1904-1989 パッラーディオのタリア柱廊 1937-38年 油彩・キャンバス 116×88.5  
モネ、クロード 1840-1926 橋から見たアルジャントゥイユの泊地 1874年 油彩・キャンバス 62.0×81.0 (財)岡田文化財団寄贈
モネ、クロード 1840-1926 ラ・ロシュブロンドの村(夕暮れの印象) 1889年 油彩・キャンバス 73.9×92.8 (財)岡田文化財団寄贈
藤島武二 1867-1943 ローマ風景 1908(明治41)年 油彩・板 15.8×22.0  
藤島武二 1867-1943 ローマの噴水 1908-1909(明治41-42)年 油彩・キャンバスボード 23.8×32.7  
荻須高徳 1901-1986 街角(グルネル) 1929-30(昭和4-5)年 油彩・キャンバス 73.2×59.9 東畑建築事務所寄贈
斎藤豊作 1880-1951 風景 制作年不詳 油彩・キャンバス 51.0×40.5  
岡鹿之助 1898-1978 廃墟 1962(昭和37)年 油彩・キャンバス 45.5×37.9  
佐伯祐三 1898-1928 サンタンヌ教会 1928(昭和3)年 油彩・キャンバス 72.5×59.7  
小出楢重 1887-1931 パリ・ソンムラールの宿 1922(大正11)年 油彩・板 51.5×44.5  
前田寛治 1896-1930 風景 1924(大正13)年頃  油彩・キャンバス 50.0×72.8  
野田英夫 1908-1939 風景 1936(昭和11)年 油彩・ボード 30.0×45.5  
中谷泰 1909-1993 都会風景 1932(昭和7)年 油彩・キャンバス 91.0×72.8  
木村荘八 1893-1958 戯画ダンスホール 1930(昭和5)年 油彩・キャンバス 73.0×91.0 中谷泰氏寄贈
萬鐵五郎 1885-1927 木の間よりの風景 1918(大正7)年頃 油彩・キャンバス 54.3×45.5  
古賀春江 1895-1933 煙火 1927(昭和2)年 油彩・キャンバス 90.9×60.6  
麻生三郎 1913-2000 母子のいる風景 1954(昭和29)年 油彩・キャンバス 97.0×146  
香月泰男 1911-1974 芒原 1968(昭和43)年 油彩・キャンバス 91.1×60.7  
鹿子木孟郎 1874-1941 津の停車場(春子) 1898(明治31)年 油彩・キャンバス 57.1×39.0 鹿子木君子氏・良子氏寄贈
小川詮雄 1894-1944 漁村の夏 1914(大正3)年 油彩・キャンバス 41.0×60.3  
藤島武二 1867-1943 大王岬に打ち寄せる怒濤 1932(昭和7)年 油彩・キャンバス 73.3×100 (財)岡田文化財団寄贈
梅原龍三郎 1888-1986 霧島 1936(昭和11)年 油彩・キャンバス 65.0×80.3 (財)岡田文化財団寄贈

 

第3室 見つめる目、交じり合う視線

 

 目は口ほどにものをいう、という言葉の通り、思いのこもった目つきは口で話す以上に強く相手の心をとらえます。絵画を鑑賞するときに、絵の中の人物の視線のゆくえがつい気になったり、絵の中から誰かに見られているようだと感じたことがあるかもしれません。

 藤田嗣治の《猫のいる自画像》では、おかっぱ頭、丸眼鏡に口ひげをはやした独特の雰囲気を持つ男性が頬杖を突きながらこちらをじっと見つめています。また、彼の左肩にあごをのせ、挑むような視線を送る猫の姿がユーモラスです。丸眼鏡の男性は画家自身であり、筆を持ち、絵の前に立つ私たちの姿を描くためにこちらを見ているかのようです。画家と遊びたい猫は、「絵のモデル」になった私たちに嫉妬のまなざしを向けているのでしょうか。

 自画像や肖像画のように、ある特定の人物に向き合い、その人の内面にまで迫ろうとする作品もあります。村山槐多や鈴木金平の自画像はそのまなざしの強さ、鋭さから画家たちの若い芸術家としての意志表明のように見え、長原孝太郎の自画像は温厚な人柄で知られた画家の性格がにじみ出るような優しげなまなざしが印象的です。絵画は言葉を発しませんが、絵の中の人物たちはそれぞれのまなざしによって私たちに多くのことを語りかけてくるのです。

 常設展示2012年度第2期(第3室)

作者名 生没年 作品名 制作年 材料 寸法 寄贈者
ゴヤ・イ・ルシエンテス、フランシスコ・デ 1746-1828 アルベルト・フォラステールの肖像 1804年頃 油彩・キャンバス 45.9×37.5 (財)岡田文化財団寄贈
鹿子木孟郎 1874-1941 狐のショールをまとえる婦人 1902(明治35)年 油彩・キャンバス 72.2×53.0  
藤島武二 1867-1943 裸婦 1906(明治39)年頃 油彩・キャンバス 79.6×75.4  
岡田三郎助 1869-1939 岡部次郎像 1898(明治31)年 油彩・キャンバス 45.7×37.5  
長原孝太郎 1864-1930 自画像 1900(明治33)年 油彩・キャンバス 45.5×33.5 長原坦氏寄贈
岸田劉生 1891-1929 自画像 1917(大正6)年 クレヨン、コンテ・紙 29.8×23.0  
青木繁 1882-1911 自画像 1905(明治38)年 油彩・厚紙 33.7×24.6  
鈴木金平 1896-1978 自画像 1914(大正3)年 油彩・板の上に麻布 40.4×31.5 鈴木男浪氏寄贈
佐伯祐三 1898-1928 自画像 1917(大正6)年 油彩・キャンバス 45.5×33.4  
佐伯祐三 1898-1928 米子像 1927(昭和2)年 油彩・キャンバス 53.4×45.4  
里見勝蔵 1895-1980 裸婦 1930(昭和5)年 油彩・キャンバス 65.0×92.0  
山口薫 1907-1968 シュミーズの女 1931(昭和6)年 油彩・キャンバス 91.0×65.0  
村山槐多 1896-1919 自画像 1916(大正5)年 油彩・キャンバス 60.5×50.0  
中村彝 1887-1924 髑髏のある静物 1923(大正12)年 油彩・板 35.5×25.0  
中村彝 1887-1924 婦人像 1922(大正11)年頃 油彩・キャンバス 45.5×33.4  
ルノワール、オーギュスト 1841-1919 青い服を着た若い女 1876年頃 油彩・キャンバス  42.9×31.0 (財)岡田文化財団寄贈
ピカソ、パブロ 1881-1973 ロマの女 1900年 パステル、油彩・厚紙 44.5×59.0 三重県企業庁寄託 
ルドン、オディロン 1840-1916 アレゴリー-太陽によって赤く染められたのではない赤い木 1905年 油彩・キャンバス 46×35.5  
藤田嗣治 1886-1968 猫のいる自画像 1927(昭和2)年頃 油彩・キャンバス 54.3×45.5 東畑謙三氏寄贈
藤田嗣治 1886-1968 ラマと四人の人物 1933(昭和8)年 水彩・紙 155×95.0 伊藤研一氏寄贈
麻生三郎 1913-2000 子供 1965(昭和40)年 水彩・紙 33.0×24.0  
麻生三郎 1913-2000 目B 1967(昭和42)年 鉛筆、パステル・紙 32.0×24.0  
池田龍雄 1928- 「目撃者」化物の系譜 1955(昭和30)年 水彩、インク、コンテ・紙 37.0×28.0×7.0  
池田龍雄 1928- 「夜の女王」禽獣記 1957(昭和32)年 水彩、インク、コンテ・紙 37.5×29.3  

 

2階ロビー

 

作家名 生没年 作品名 制作年 材質 寸法(cm) 寄贈者等 
建畠覚造 1919-2006 SPIRAL 10 1990(平成2)年 合板 90×80×40 建畠嘉氏寄贈
保田春彦 1930- 幕舎試作・鉄 1991(平成3)年   作者寄贈
石井厚生 1940- 時空―147 2003(平成15)年 煉瓦、モルタル、他    

 

エントランスホール

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ザッキン、オシップ 1890-1967 ヴィーナスの誕生 1930年 ブロンズ 岡三証券寄贈
柳原義達

1910-2004

道標・鴉 1968(昭和43)年 ブロンズ 作者寄贈
多田美波 1924- 1982(昭和57)年 テラコッタ・ステンレス板  
飯田善國 1923-2006 Xのコンストラクション 1987(昭和62)年 木・著色麻ロープ  
江口週 1932- ふたたび翔べるか-柱上の鳥 1988(昭和63)年  

 

屋外、中庭

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マンズー、ジャコモ 1908-1991

ジュリアとミレトの乗った大きな一輪車

1973年 ブロンズ 百五銀行寄贈
元永定正 1922-2011 椅子 2002(平成14)年 陶器 作者寄贈
石井 厚生 1940- 時空―166  2005(平成17)年 煉瓦、モルタル他  
井上武吉 1930-1997 my sky hole 82 1982(昭和57)年 鉄,ステンレス・スティール  
田畑進 1944- NOKOSARETA-KATATI 1982(昭和57)年 ステンレス・スティール, 黒御影石  
湯原和夫 1930- 無題 No.8-82 1982(昭和57)年 鉄, ステンレス・スティール  
井上武吉 1930-1997 my sky hole 85-6 1985(昭和60)年  
梶滋 1951- 円柱とその周辺 1986(昭和61)年 アルミニウム  
八ツ木のぶ 1946- 象と人(異邦の夢) 1988(昭和63)年 ステンレス・スティール、ウレタン彩色  
番浦有爾 1935- 1990(平成2)年 ブロンズ(台座は白御影石)  
多田美波 1924- 作品 91 1991(平成3)年 ステンレス・スティール  
松本薫 1952- Cycle-90° 1992(平成4)年 ステンレス・スティール  
石原秀雄 1951- 暗室の王 1994(平成6)年 白御影石  

 

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