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6月開催の企画展
開館30周年記念 蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち

2012年6月2日(土)〜7月8日(日)

 友の会の皆様は、三重県立美術館が、質量ともに国内随一といわれる曾我蕭白コレクションを有していることをご存じでしょうか。奇想の画家として人気の高い曾我蕭白(そが しょうはく)は、江戸時代の画師です。蕭白は少なくとも2度、三重県に滞留したことが知られています。三重県立美術館では、三重県ゆかりの画家として蕭白を重視、作品博捜や収集、展覧会開催を継続してきました。

 重要文化財に指定されている7画題、全44面の旧永島家襖絵をはじめ、代表作の《林和靖図屏風》、《塞翁飼馬・簫史吹簫図屏風》など合計18件の蕭白作品を所蔵しているのです。1987年に【開館5周年 曾我蕭白展】、1992年に【開館10周年記念 三重の美術風土を探るU 第2部 その後の蕭白と周辺】、そして1998年に【江戸の鬼才―曾我蕭白展】と展覧会開催にも力を入れてきました。

 そして、今回、三重県立美術館の開館30周年記念展第1弾として4度目の蕭白展を開催することになりました。題して、【蕭白ショック!! 曾我蕭白と京の画家たち】。6年の歳月をかけて修復を終えた旧永島家の襖絵を核として、蕭白の代表作、展覧会初出品作品をご紹介するのはもちろんのこと、人気の高い伊藤若冲、円山応挙、池大雅など、蕭白と同時代に京で活躍した画家たちの作品も展観します。蕭白に先んじて古い時代の画風を取り入れた画家たちの作品も採り上げ、これまでとは異なる視点で蕭白芸術に迫ります。

 この展覧会だけでも充分に蕭白作品をご堪能いただけると思いますが、今回は思いがけず同時期、東海圏に蕭白作品が集結します。名古屋ボストン美術館【ボストン美術館 日本美術の至宝】展で、蕭白の《雲竜図》はじめボストン美術館が誇る蕭白作品が公開される予定なのです。また、津市の石水博物館でも、【曾我蕭白と伊勢の近世美術】が開催されます。これだけの蕭白作品が同時期に見られることはまずありません。友の会の皆様には、ぜひ、これらの展覧会もあわせてご覧いただき、蕭白の芸術世界をお楽しみいただければと思います。

(学芸員 道田美貴 友の会だより no.89 2012.3) 

友の会だより文集抄

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