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友の会だより文集抄

 

2011年第1期常設展示

2011年3月29日(火)〜6月26日(日)

  

 

 2011年度の常設展示第1期は、第1室:日本の近現代絵画、第2室:蕭白とその周辺/橋本平八の小品、第3室:スペインとフランスの絵画という構成になる予定です。第1室と第3室はいずれも名品展的な性格のもので、前者は明治から平成まで、後者は17世紀バロックから20世紀末までと、カヴァーする範囲ははなはだ広く、その分とりこぼされる部分もいや増すばかりですが、たとえば、各部屋の最初に位置する(予定の)作品、1室では原田直次郎《老人像》、3室ではムリーリョと、掉尾を飾る(予定の)作品、1室では加藤悦郎、3室ではビアプラナとを比べてみて、それぞれその間の脈絡を推しはかりながら見ると、大まかな流れがつかめるかもしれません(抜け落ちるもののはなはだ多いかぎりで)。
 第2室に並ぶ(予定の)世古鶴皐《倣曾我蕭白山水図屏風》はちょうど1年前にも展示されていましたが、律儀なまでの丁寧さで仕上げられながら、本家蕭白に比べると、微妙にしまりが欠けると感じさせる面白い作品でした。今回はさらに田中岷江曾我蕭月とあわせて、蕭白と比較してみましょう(なおこの点に関しては、毛利伊知郎「蕭白画の真贋」、HILL WIND、no.21、1987.12、参照)。
 また昨年開かれた『橋本平八と北園克衛展』は記憶に新しいことと思いますが、近年収蔵された平八の小品4点が展示される予定です。さらに、寄託されている萬鐵五郎《庭の花》およびスペインの画家ビアプラナの作品も見落とされませんよう(あくまで予定です。予定は未定、未定は予定)。


            石崎勝基

           (三重県立美術館学芸員)

 

萬鐵五郎 《庭の花》

萬鐵五郎

《庭の花》

制作年不詳 

油彩・キャンヴァス

53.0×40.5cm 

寄託品

 

友の会だより、no.86、2011年4月発行

  

2011年度常設展示第1期出品リスト

 

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