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ごあいさつ

このたび、安田火災美術財団、三重県立美術館および読売新聞社は「ウィーン世紀末展−クリムトの夢、シーレの愛」を開催いたします。なお、本展は、安田火災東郷青児美術館の開館20周年を記念する特別展でもあります。  この「ウィーン世紀末展」では、夭折の画家エゴン・シーレを中心に、グスタフ・クリムトに代表されるウィーン分離派、および同時代に活躍した作家の絵画100余点をご紹介します。

 ウィーン世紀末とは、オーストリア=ハンガリー二重帝国の黄昏の時代でした。1873年に万国博覧会が開かれ、近代都市へと発展したウィーンですが、世紀末に近づくにつれ、帝国を統治するハプスブルグ家の皇妃エリザベートの暗殺など不安の影がさしはじめ、そして1918年、第一次世界大戦の終戦とともに、帝国も終焉を迎えました。 一千年の歴史を誇るウィーンは、こうした日没のかげりを帯びる反面、未曾有の文化帝国を創り上げます。世紀末のウィーンは、カール・ルーエガー、オットー・ヴァーグナー、クリムト、マーラーやフロイト、ヴィトゲンシュタインなど様々な分野で数々の異才・天才を輩出しました。美術では、いわゆる「世紀末美術」第二世代の二人の画家が1909/10年以降に登場してきます。表現主義のオスカー・ココシュカとエゴン・シーレです。

 本展は、ルドルフ・レオポルド博士が数十年にわたり収集してきたコレクションからの出品です。レオポルド博士は、オーストリア共和国およびオーストリア国立銀行の協力によって、同コレクションを1994年にレオポルド美術館私立財団として財団化し、その美術部門の責任者をつとめています。現在、同コレクションを収蔵する美術館の建設が計画されております。館の完成後は、このコレクションの根幹をなす作品を他国で展示することは困難になるでしょう。

 本展の開催にあたり、多大なご尽力を賜ったルドルフ・レオポルド博士、レオポルド美術館私立財団理事および職員のみなさまに深く感謝いたします。最後になりましたが、後援をいただいた外務省、文化庁、オーストリア大使館をはじめ、特別協賛の日産自動車および協賛の大成建設、ラオックス、特別協力の安田火災海上保険、協力の日本航空、オーストリア航空、リコーなど関係各位に御礼申し上げます。

主催者

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