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ごあいさつ

三重県は、かつての伊勢団・伊賀国・志摩国と紀伊国の一部からなり、奈良・京都から東国にいたる交通の要衝にもあたることから、早くから文化の開けた地域であり、古代からのすぐれた文化財が数多く遣っております。そこで、このような文化財を生み育んだ三重の風土と歴史をたどる企画の一環として「三重の美術風土を探る……古代・中世の宗教と造型」展を開催することになりました。

三重県にはとりわけ、由緒ある寺社にこの地方の風土や信仰と結びついた多くのすぐれた美術品が伝来しておりますが、それらは通常、寺社に安置され、また、保管されているために、一般の拝観に供することは多くありません。また、三重県の宗教美術を紹介する展覧会は従来開催されたことがなく、今回これらを一堂に合して展観することはきわめて意義深いことと思われます。

今回の展観には、上記のように県内各地の社寺に現存する作品をはじめ、全国の博物館・美術館および個人所蔵家の所蔵する作品83件約300点が出品されます。また出品作品は、仏像・仏画をはじめ工芸・経塚出土品・(せん)仏・書跡・神像・神宝など、三重の風土に即した非常に多彩な領域にわたっております。

本展開催にあたり、本展の趣旨をお汲み取りの上、貴重な作品をご出品くださいました所蔵者各位ならびに暖かいご支援を賜りました関係各位に厚くお礼申し上げます。

1986年10月

三重県立美術館
三重県教育委員会
(財)岡田文化財団
中日新聞本社

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