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メッセージ

三重県立美術館は今年で開館5周年を迎えました。その記念展のひとつとして,「ヨーロッパ絵画の500年」展を開催いたします。

チェコスロバキア社会主義共和国が誇るプラハ国立美術館は,中世より現代にいたるヨーロッパ美術の一大宝庫として,その名は世界中に知れわたっています。さまざまな苦難を乗り越えて収集された,この膨大なコレクションの中から,ヨーロッパ絵画500年の歴史をたどる80点の秀抜な作品を選りすぐって,本展を開催いたします。

今回の展覧会で紹介する作品は,中世ボヘミア地方で華麗に花開いた14世紀チェコ・ゴシックの祭壇画,そしてティントレット,ヴェロネーゼなどを含む中世末期から18世紀にいたるイタリア絵画、またスペイン・バロックを代表するエル・グレコ,加えて,中世の秋と謳われた初期ネーデルラントの宗教絵画から,ヴァン・ダイク,ルーベンス,ロイスダールらにいたる17世紀フランドル・オランダ絵画,さらにドイツ・ルネサンス屈指の画家クラーナハなど,そのほとんどが日本初公開のきわめて質の高い絵画です。

これらに加えて,ヨーロッパの近代絵画の傑出した画家,たとえばフランス絵画史上の高峰というべきドラクロワ,コロー,クールベ,モネ,ピサロ,セザンヌら,ロマン主義から印象派にいたる作品,ウィーン世紀末を彩るクリムト,シーレ,さらにドラン,ヴラマンク,ピカソらの20世紀絵画,そしてチェコスロバキアが誇る卓越した画家クプカらのチェコ近代絵画を展観します。

これらプラハ国立美術館の至宝を通じて,本展がヨーロッパ美術史の流れを振り返る絶好の機会となることを確信いたしております。

最後に,本展実現に際してご尽力いただきました,チェコスロバキア社会主義共和国文化省,またご後援いただきました外務省,文化庁,チェコスロバキア大使館および関係各位に心から感謝の意を表明いたします。

1987年

三重県立美術館
(財)岡田文化財団
中日新聞本社
プラハ国立美術館

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