年表(1910-1945)
荒屋鋪 透・編
写真家事情 | 写真関係資料 | 社会・文化事項 | |
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1909 | マリネッティ『ル・フィグロ』誌上で未来派宣言 | ||
1910 | アジェ、カルナヴァレ美術館、国立図書館に作品を売り始める | パリでフィルム・ダール(舞台的映画)運動始まる | この頃からピカソとブラックはパピエコレ技法で作品制作 |
1911 | スジェ、写真家として独立 | フォト=セセッションの絵画的写真国際展開催 | ミュンヘンで〈青騎士〉第一回展 |
1913 | 35㎜フィルムの小型カメラ「ライカ」の原形が考案される | ニューヨークで『アーモリーショー』開催 タトリンはレリーフ作品に「構成」と命名、ロシア構成主義の発端 |
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1914 | 第一次世界大戦勃発 | ||
1915 | ハートフィールドとグロッスはフォト・モンタージュを開始 『カメラ・ワーク』誌は『291』と改称 |
マレーヴィチは作品《黒い正方形》でシュプレマティズムを展開 | |
1916 | チューリッヒでダダ運動起こる | ||
1917 | ロシア2・10革命 モンドリアンら『デ・スティル』誌創刊 |
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1918 | ブルメンフェルト、ダダ活動開始 | クリスチャン・シャド、シャドグラフを始める | 第一次世界大戦終戦 |
1919 | ヴァイマールにバウハウスが創設される ツァラ、モンドリアン、パリに移る |
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1921 | マン・レイ、ニューヨークからパリに移る ホイニンゲン=ヒューネ、ロシアよりパリに移る マン・レイ、レイヨグラフ発明 |
モホリ=ナギはフォト・グラムを始める | デュシャン、マン・レイは『ニューヨーク・ダダ』誌発行 |
1922 | ソヴィエト社会主義共和国連邦成立 アレクセイ・ガン「構成主義」出版 |
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1923 | ロタール、ブカレストからパリに移る | マヤコフスキーら『新レフ』誌創刊 | ヴァイマールで『第一回バウハウス展』開催 |
1924 | ブラン・エ・ドゥミリー、制作活動を始める コラー、シェンクからパリに移る |
35mmフィルム・小型カメラ「ライカ」発売開始 『シュルレアリスム革命』誌創刊、マン・レイ、ボワッファールも加わる |
アンドレ・ブルトン「シュルレアリスム」宣言 |
1925 | ケルテス、ハンガリーからパリに移る クルル、ヨーロッパ転居の後パリに移る ブラッサイ、ブラッソーからパリに移る |
モホリ=ナギ「絵画・写真・映画」を出版 | パリで『装飾・工業美術国際博覧会」開催 |
1926 | ロタール、クルルの助手として写真活動開始 スジェ、『イリュストラシオン』誌に写真部門設立、デイレクターとなる |
『シュルレアリスム革命』誌にアジェの作品掲載 | カンディンスキー「点・線・面」出版 |
1927 | アジェ、パリにて没 | ブルトンが共産党に入る | |
1928 | タバール、パリに戻る 「ナジャ」(ブルトン箸)出版され、マン・レイ、ボワッファール挿絵を相当 |
パリで『第一回写真アンデパンダン展」開催 『ヴュ』誌創刊 レンガー・パッチュ『世界は美しい』を出版 |
ベルギーでメザンスは『ヴァリエテ』誌発行 |
1929 | タバール初個展(パリ) ホルスト、ドイツからパリに出て写真を始める ホイニンゲン=ヒューネ渡米 |
シュトゥットガルトで『映画・写真国際展』開催 | ニューヨーク株式市場大暴落、世界恐慌 |
1930 | ブーシェール、プロの写真家として活動開始 | 『国際写真展』開催(ミュンヘン) | |
1931 | ロタールとボワッファール、スタジオ〈ユニ〉設立 カルティエ=ブレッソン活動開始 スジェ、写真集「見よ!」出版 |
エレクトロニック・フラッシュの考案 | |
1932 | コラー『働くフランス』展開催(パリ) ジャアン、アンボワーズ(フランス)からパリ に移り写真を始める ヴォルス、ベルリンからパリに移る |
〈グループ f/64〉がアメリカで結成される | バウハウスはデッサウからベルリンに移る |
1933 | ガスマン、ドイツからパリに移る ブラン・エ・ドゥミリー、写真集「リヨン景色」 ヴォルス、パリからスペインへ移る ブラッサイ「夜のパリ」出版 フロイント、ドイツからパリへ移る |
『ミノトール』誌創刊 | ヒットラーが独首相に就任 米国はニューディール政策を実施 ベルリン・バウハウス閉鎖 |
1934 | ベルメール、作品集「人形」出版 | ||
1935 | スジェ、写真集団 〈Le Rectangle〉結成 ボワッファール制作活動中止、開業医となる フロイント、フリーのジャーナリストとして活動開始 |
カラー・リバーサル・フィルム「コダクローム」の発明 アメリカ再移民局(RAのちのFSAによる記録写真開始 |
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1936 | ヴァレリー著、アルバン=ギヨ写真「ナルシス」出版される ヴォルス、スパイ容疑でスペインから強制送還される ケルテス渡米 ブルメンフェルト、パリに出てプロの写真家として活動 |
アメリカのグラフ誌『ライフ』の創刊 ベンヤミン『複製技術時代の芸術』執筆 |
ロンドンで『シュルレアリズム国際展」開催 スペイン市民戦争勃発 |
1937 | アルバン=ギヨ「ビリティスの歌」写真担当 ロタール「ギリシャ旅行」出版 |
E.テリアード編集の『ヴェルヴ』誌創刊 | シカゴにニュー・バウハウス開校 パリ万国博開催される |
1938 | ベルメール、パリに移住 ロニ、フリーの写真家として活動開始 |
パリで『シュルレアリスム国際展』開催 | |
1939 | ヴォルス、ドイツ人として収容所に入れられ、水彩や素描を始める ドワノー、写真家として独立 |
第二次世界大戦勃発 | |
1940 | マン・レイ、戦争を避け、アメリカに帰国 | ニューヨーク近代美術館に写真部門設置 | |
1941 | ブルメンフェルト、アメリカに移住 | ブルトン米国へ亡命 | |
1942 | ホルスト米国籍取得 | ニューヨークで『シュルレアリズム国際展』開催 | |
1945 | 第二次世界大戦終戦 |