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ごあいさつ

1982年7月25日、79歳で亡くなった岡田謙三画伯は、アメリカをはじめ、海外で高い評価を受けてきた国際的な画家です。

1902年に横浜で生まれ、その後東京に移り、恵まれた家庭環境のもとに育った画伯は、第二次大戦前から二科会で活躍し、洗練された都会的センスと叙情味あふれる甘美な作風で知られていました。しかし、1950年、天性の決断力により、新しい可能性を求めて渡米を決行。新天地ニューヨークで抽象表現主義と出合い、模索を続けながら、日本的な美意識を基盤にした独自の表現を生み出していきました。日本人独特の感性を表す代表的な言葉のひとつ「幽玄」をもとに、画伯が自ら「ユーゲニズム」と名づけた新しい抽象の世界は、広く注目を集め、評判を得ました。

ニューヨークを中心とする滞米生活が長く、発表活動もアメリカで集中的に行われてきたため、母国日本で画伯の作品に接する機会はこれまで限られていました。また、「ユーゲニズムの岡田」という強烈なイメージが定着してからは、渡米前の作品にスポットがあてられることが少なくなっています。没後初の本格的な回顧展となる本展は、ほとんど公開されていない初期作品から晩年の絶筆に至るまでを網羅して、岡田芸術の全容を紹介しようとするものです。

開催にあたり、貴重な作品・ご出品下さった美術館、所蔵家の皆様をはじめ、お力添えいただいた関係各位に心からお礼申しあげます。

主催者

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