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美術館 > 刊行物 > 展覧会図録 > 1987 > 用語解説/ポップ・アート 大原美術館所蔵品展-20世紀・世界の美術-図録

ポップ・アート (Pop Art)

マスコミの発達と大量消費に代表される戦後社会の大衆文化(ポップ・カルチャー)を題材にして,1960年代に世界各地で隆盛を極めた芸術運動。50年代半ばのロンドンで,エドゥアード・パオロッツイ,リチャード・ハミルトンらによって始められたのが最初だが,60年代に入りアメリカン・ポップが登場するに伴ない定着する。アンディ・ウォーホール,ロイ・リキテンスタインらが代表格。いずれも卑俗な日常的イメージを取りあげ,非人間的な冷たさすら感じさせるあっけらかんとした表現で作品に仕立てあげる。それはポップ・アートに先立つ50年代抽象表現主義の,極度に内面的で過熱した表現に対する反動でもあった。ポップ・アートは純粋芸術の分野だけでなく,グラフィック・アートなどにも大きな影響を与えた。

合体版インデックス 穴だらけの用語解説集

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