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美術館 > 刊行物 > 展覧会図録 > 1987 > 用語解説/構成主義 大原美術館所蔵品展-20世紀・世界の美術-図録

構成主義 (Constructivism)

革命前から1920年代にかけてソヴィェトで展開し,西ヨーロッパに発展した抽象芸術の一流派。金属,ガラスその他の工業生産物を材料として,再現的な要素を排して空間的に構成するところが特徴。機能主義を重視した機械的な力学的表現は,工業技術と結びついた社会的効用性を主張し,建築,デザイン,舞台美術などに直接・間接の影響を与えた。1920年には,革命後のソヴィェトのあらゆる造形部門を支配するにいたるが,やがて効用派と純粋造形派とに分離し,1930年代にはその形式主義的偏向が政府より批判され終結し,社会主義リアリズムがそれに代わることになる。タトリン,ペヴスナー,ガボ等が代表的作家。

合体版インデックス 穴だらけの用語解説集

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