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ごあいさつ

三重県立美術館は,みなさま方のご協力によって,9月25日に開館いたしました。このたび,開館記念展の「サンパウロ美術館展」に引き続き,開館記念展第2部として,明治から昭和に至る日本近代洋画の代表的作品111点をもって,「日本近代の洋画家たち展」を開催することになりました。

ご存知のように,日本近代の洋画家たちは,西洋近代絵画のさまぎまな影響を受けながら,その思想や表現を修得しようと絶えざる努力を積み重ね,また一方では,日本の永い絵画の歴史とその美意識を継承し対決して,今日見られる日本独自の洋画を確立するに至りました。今,これらの明治,大正,昭和にわたる傑出した画家たちの作品群を集めて回顧いたしますことは,日本近代美術史の流れをより一層深く理解する上で,きわめて有意義であると確信いたしております。今回の展覧会を通じまして,美術史上に一時期を画した作品が,できるだけ多くの鑑賞者に深い感銘を与えるようにと願う次第であります。

また当美術館のこれまでの収蔵作品は,日本近代洋画を中心といたしてまいりましたので,その意味からも,今回の展覧会を今後の美術館活動の出発点とするつもりでおります。この種の展覧会は,三重県および,その周辺地域ではこれまで実現されるには至っておりませんので,三重県立美術館の開館記念展のひとつとして,質量ともに充実したものとなるように努力いたしました。

本展覧会を開催するにあたって,貴重な作品を快くご出品いただきました全国各地の美術館,博物館,個人所蔵家のみなさま,ならびに暖かいご支援を賜りました関係各位に,厚くお礼申しあげます。

1982年10月
三重県立美術館

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