このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

ごあいさつ

韓国現代美術展実行委貞会事務局を代表して、ひとこと、ごあいさつを申しあげます。

私どもの日動美術財団は、今年、創業65周年を迎える日動画廊を母体に生まれ、いま、茨城県笠間と神奈川県葉山に、それぞれ美術館を持ち活動をつづけております。収集作品は日本の近代を中心としておりますが、この10年来はヨーロッパの印象派からエコール・ド・パリ、さらにアメリカの現代美術に至るまで幅広いものがあります。韓国の現代美術家の作品も収蔵されております。

韓国現代美術展は、歴史的にも韓国と古いかかわりを持つ下関市が釜山直轄市との姉妹都市提携15周年の記念展として、新潟市は日本海時代を迎える両国の絆を深めるため、三重は県立美術館交流事業として計画し、韓国国立現代美術館、慶州ソンジェ現代美術館のご協力を得て実現の運びとなったわけです。私どもの財団が事務局をお引き受けしたのは、かねがね、韓国の現代美術に深い関心を持っており、日本で韓国現代作家を一堂に集め展示するグランド・ショーをと考えていたからです。加えてコリアナのエディターであり、すぐれたコラムニストであるエス・チャング氏、韓国国立現代美術館長、李慶成氏とかねてから深く知りあっており、企画立案が容易であったこと、また、財団の母体である日動画廊はパリ、ニューヨークに支店があり、ヨーロッパ、アメリカ在住の韓国人作家への呼びかけや事務的な作業も容易であったからです。

いろいろな打合せのあと、1990年5月、実行委員である陰里鉄郎、木本信昭、米倉守氏と私の4人がソウルに出かけ、李慶成氏らと、さまざまな検討を行ない、平面作家を主体として40人を選ぶことになりました。この数は日本での展覧会場の規模を考えたうえでのことです。かなり強行軍でしたが、ソウルの国立現代美術館の作品を拝見し、また、市内の主な画廊を訪問して選択しました。

ついで、1991年4月、実行委員の林紀一郎氏をふくめ各美術館の学芸員、実務担当者がソウルを訪問、実行委員でもあり、作家でもある李世得氏をはじめ主たる出品作家との懇談会を開きました。また、その間に韓国国立現代美術館の学芸員、安昭妍さんが来日し、会場となる各美術館を見学し、相互信頼のうえにたち、このグランド・ショーがスタートしたわけです。私どもは日韓両国で開催する本展の成功を願い、より一層の日韓美術交流を図りたいと存じております。

最後になりましたが、この企画が実現に至るまでご協力くださいました、作家ならびに東京韓国文化院院長、金光植氏、大韓航空日本地域本部長、朴孝星氏はじめ関係各位に深く謝意を表します。

長谷川徳七(実行委員会事務局長)

ページのトップへ戻る