このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

ごあいさつ

アメリカ合衆国テキサス州南東部のヒューストン市にあるヒューストン美術館は、1924年に開館しました。以来、現在までに施設拡充計画が進められ、美術館本館と美術館附属のグラッセル美術学校、イサム・ノグチのデザインによる彫刻庭園を主体とする3つの区画に分かれ、また、1920年代の建物であるパイユ・ベンドという分館を有するなど広範な施設を持つ美術館となっています。所蔵品もヨーロッパ美術を中心に、東洋、インド、アメリカ美術にいたるまで40,000点に及んでおり、現在、所蔵品を展示するスペース不足と大規模国際巡回展への対応のため、現本館よりも大きい新館を建設中です。この機に可能となったのが本展覧会ですが、所蔵品をこのようにまとめて米国外で公開するのはヒューストン美術館史上でも初めてのことです。

本展覧会は、ヒューストン美術館の広範なコレクションのうち、イタリア・ルネサンス、北方ルネサンスといった14世紀後半の祭壇画から、バロック、ロココ、19世紀の印象派を経て20世紀に至る珠玉の作品70余点を選び、ヨーロッパ絵画の豊饒な流れを概観しようとするものです。今日のヨーロッパはルネサンス時代にその基礎ができたと言われています。キリスト教的題材を扱いながら、その表現によって人間に対する信頼を回復したルネサンス絵画から、やがて非宗教的なテーマや題材を扱った絵画が多く生まれることになる過程が本展覧会で浮かび上がることになるでしょう。また、今回の展示の特色はルネサンス期の板絵がまとまっていることで、日本で開催される展覧会としては大変珍しく、そういった点でもヨーロッパ絵画の伝統、その魅力を堪能していただけるものと確信いたしております。

日本展開催に当たり、本展覧会を組織していただいたヒューストン美術館のピーター・C.マルツィオ館長を始め、ヒューストン美術館及びサラ・キャンベル・ブラッファー財団のスタッフの皆様に深く感謝申し上げます。

最後にご後援くださいました外務省、アメリカ大使館、並びにご協賛いただいた花王株式会社、大成建設、ご協力いただいた日本航空、コンチネンタル航空、ヤマト運輸ほか、関係の各位に心からお礼を申し上げます。

主催者

ページのトップへ戻る