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ごあいさつ

下絵は本画完成にいたる必須の過程として、古くから絵画制作上重要な意味を持っていましたが、近代に入ると西洋の絵画思考が導入され、単に本画制作のための準備段階にとどまるのではなく、それ自体が画家の意図や意識の表現するものとして着目され、鑑賞の対象とされるようになりました。

三重県立美術館では、(財)岡田文化財団より、大正から昭和にかけて京都画壇で中心的な日本画家として活躍した宇田荻邨の下絵の寄贈を受けています。その数は、写生から大下絵まであわせておよそ300点にのぼりますが、本展は、これら下絵とそれをもとに完成された本画とを対照し、荻邨の絵画制作とそれにともなう思考の過程を探ろうとするものです。

また、あわせて、速水御舟・安田靫彦・上村松園・土田麦僊・小野竹喬や三重県出身の女流画家伊藤小坡ら近代日本画家の本画と下絵を展示し、近代日本画の本画と下絵のかかわりをいっそう広い視野から捉えたいと思います。

本展覧会開催に当たりましてご協力いただきました所蔵家各位、関係各位にあつくお礼申し上げます。

1992年1

三重県立美術館
(財)岡田文化財団
中日新聞本社
三重テレビ放送

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