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あいさつ

このたび、近代陶芸の先駆者・板谷波山(1872〜1963)を回顧する展覧会を開催することになりました。

板谷波山は、東京美術学校彫刻科を卒業後、陶芸の世界に進みました。釉薬の研究を手始めに、中国陶磁を中心とする東洋の伝統的な陶芸技術と、アール・ヌーヴォーなどの20世紀初頭の欧米の美術思潮を学び、厳格な芸術観をもとに東西陶芸の融和を成し遂げた近代陶芸界の巨匠です。

その作品は、端正な形を持つ白磁、青磁、辰砂、天目、鉄釉などから西洋のマジョリカ写しなど、多岐にわたるとともに、新しい陶芸表現の開発に優れた業績を残しました。とりわけ板谷波山の名声を高めたのは、自らの創始になる彩磁、夜光彩磁です。これら彩磁、葆光彩磁の抒情的美しさや、白磁、青磁などにみられる格調の高い作品は、今日でも近代陶芸の最高峰に位置していると評価されています。

今回の展覧会は、波山の代表的作品約140点に下絵、図案等を加えた、没後最大規模の回顧展であり、波山陶芸の魅力を十分に示すものです。

本展覧会の実現にあたり、多大なご協力を賜りましたご遺族、所蔵家をはじめ、関係者の方々に心から感謝申し上げます。

1995年

主催者

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