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ごあいさつ

三重県にゆかりのある美術作家たちによる創作活動を紹介する展覧会として,当館では,昨年「人と色彩の交感───足代義郎展」および「凝縮されたいのち・かたまり───片山義郎展」を開催しました。これらの展覧会に続いて,このたび「没後10牢記念・自然の精を描く───林義明展」を開催することになりました。

林義明は明治23年に和歌山県海南市に生まれ,大正3年に東京美術学校に入学し,田辺至に師事して画家としての人生を歩むことになりました。同校卒業後は,東京の成蹊中学校,ついで宇都宮中学校で教職につき,大正9年に三重県立津中学校に転勤して,以降津高を辞職するまでの37年間,情熱的に後進の指導にあたりました。またこの間に,「三重県美術展覧会」の創設に尽力し,三重の美術文化に大きく貢献したことは,今も多くの人々のよく知るところとなっています。その清々しくて雄大な数多くの風景画は,自然と向かい合って徹底した写生を行い,いわば自然の精を描いたといってよい林義明その人の誠実な人柄を示しています。

没後10年を記念して開催する本展では,林義明の初期から晩年に至る画業を油彩58点,水彩素描27点によって紹介いたします。

本展覧会開催にあたり,貴重な作品を快くご出品いただきました所蔵家ならぴに関係各位に厚くお礼申し上げます。

昭和63年6月

三重県立美術館
三重テレビ放送

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