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あいさつ

ジャコモ・マンズーが現代イタリアを代表するというよりも,現代彫刻における世界的な巨匠であることはよく知られております。「重要なのは人間性を探求し,愛することである」との作家の言葉に知れるように,単純で直接的な表現力によって,魂の最も深い情感をゆさぶる人間性の追求をはたしており,日本をはじめ世界の現代彫刻に大きな影響を及ぽしていますが,その足跡については10年前の1973年にわが国でも公開されて大きな感銘を与えました。

この時は1937年から73年にいたる56点によってその展開がたどられていましたが,中心は1950−60年代にすえられ,30−40年代の初期のものは4,5点にすぎませんでした。今回のマンズー展の構成が第一部「初期のマンズー」(1927−48年),彫刻31点,油彩1点,デッサン25点,第二部「今日のマンズー」(1970−80年代),彫刻36点,デッサン32点となっているように,前回展では必ずしも充分に披露されなかった部分に焦点がすえられております。1950−60年代のマンズーのイメージに加えて,初期と現代の様相がここでたどられることによって,日本の愛好家はこの巨匠の全貌をあますことなくうかがえることになるわけです。

本展開催にあたって,格別のご配慮を示されたマンズー氏,デ・マルキス氏,マンズー美術館をはじめ内外の関係者のみなさまに深甚の敬意を払うものであります。

1984年
主催者

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