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ごあいさつ

本展は、世界有数の美術館として知られるロシアのサンクト・ペテルブルグにあるエルミタージュ美術館の豊富な所蔵品を、シリーズによって系統的に紹介する企画展です。今回は、昨年の「フランスバロック・ロココ絵画」に引き続き、「19〜20世紀フランス絵画」を展覧します。

19世紀から20世紀にかけてのフランス絵画は、新しい美術運動が次々と起こり、さまざまな様相を呈しました。 まず、ダヴィッド、アングルに代表される新古典主義に始まり、ドラクロワに代表されるロマン主義が興隆しました。次にコローの作品に見られるように風景画に新しい息吹きが吹き込まれ、テオドール・ルソーを中心にディアズ、デュプレ、ドービニーらがバルビゾン派として活躍しました。ミレーの芸術もこの派に深く関連しています。バルビゾン派と写実主義は、モネ、シスレー、ルノワールらの印象派の芸術を準備しました。19世紀の後半、印象派の作家とは対照的に、主に官展のサロンで活躍したクチュール、ジェローム、カロリュス=デュランなどの作品も今日あらためて見直されています。またルドン、アンリ・ルソーらは、独自の芸術を生み、総合主義の系統をひくナピ派の画家、ボナール、ドニ、ヴァロットンらは19世紀末頃から活躍します。さらにこの展覧会では、20世紀初頭のきわめて重要な美術運動であるフォーヴィスムとキューピスムの作品も紹介します。

以上の多様な油彩作品に対して、版画作品は、マネ、ロートレック、ピカソに絞り、まとめて紹介します。

これらによって、19世紀から20世紀初頭にかけてのフランス美術の主要な流れがご堪能いただけることと思います。

本展開催にあたり、多大なご尽力を賜りましたエルミタージュ美術館のピオトロフスキイ館長をはじめとする同館の皆様、ご後援くださいました外務省、文化庁、ロシア大使館、およびご協力、ご協賛いただきました関係各位に、心から感謝申し上げます。

1995年

主催者

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