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あいさつ

三重県立美術館と国立国際美術館では、このたび共同企画展として「井上武吉展 my sky hole 87 道―宇宙」を開催することになりました。

井上武吉は奈良県室生に生まれ、戦後急速に開花した彫刻の世界に身を投じ、「昆虫」シリーズで活動を始めました。社会と人間の状況を比喩に託したこれら初期作品は、1967年の「慰霊の泉」制作の頃から転期をむかえ、作品を包む環境空間の設計へと、彫刻概念の拡大がおこなわれます。彫刻の森美術館や池田20世紀美術館の設計はその成果のひとつでした。

この前後のヨーロッパ留学、とりわけ西ベルリン滞在の経験によって、彫刻空間の追求はいっそう大きな展開をみせました。これは「箱」のシリーズに結晶し、さらに今日の「my sky hole」シリーズへうけつがれています。

本展では、1985年に東京都美術館で開催された「井上武吉新作展−my sky hole 迷路 宇宙…イメージ」をふまえ、新たな構想のもとに、立体作品6点に新作のデッサン20点を加えた構成となっております。虚と実とが浸透しあう立体造形の新しい世界を体験して頂きたいと考えます。

1987年

三重県立美術館
国立国際美術館

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