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ごあいさつ

三重県立美術館と(財)岡田文化財団では、三重ゆかりの美術についての調査研究や展覧会活動を行ってきました。このたび画家として、また陶芸家として活躍した三重県鳥羽出身の新井謹也(1884−1966)の作品、彼と同時代の美術工芸の動向を紹介する【絵画から陶芸へ 新井謹也とその時代展】を開催いたします。

新井謹也は、三重県津中学校に学んで鹿子木孟郎と出会い、19歳で京都に出て浅井忠らに洋画を学びました。関西美術会などに浅井の影響を示す作品を発表する一方、20代半ばには「黒猫会」・「仮面会」といった京都の青年画家たちの進歩的な運動にも参加します。

しかし、1920年の中国と朝鮮半島への旅行を契機に陶芸に転向し、孚鮮陶画房を開いて作陶に専念することになります。陶芸家としての新井謹也は、農展や帝展への出品の他、各地で盛んに作品を発表します。また、「耀々会」や「辛未会」の結成に参画し、1936年には高村豊周らと「実在工芸美術会」を結成するなど、京都を拠点に陶芸の近代化をめざし、多くの作家たちと幅広く親交を結びました。

本展覧会では、主として戦前に制作された新井謹也の作品を展示するとともに、彼と関わりのあった画家や工芸家たちの作品を通じて、新井謹也を通して見た昭和前期の美術工芸の世界もあわせて紹介いたします。

最後に、展覧会を開催するに当たり、貴重な作品・資料をご出品いただきましたご所蔵者の方々、資料調査にご協力いただきました皆様他、関係各位にあつくお礼申し上げます。

2000年10月

三重県立美術館
(財)岡田文化財団

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