このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

開館25周年に寄せて

井上隆邦


今年の企画展は、開館25周年ということもあり、例年になく充実したラインナップで臨んでおります。企画の第一弾として開催した“シャガール展”には4万人を超える方々にご来場いただきました。美術館リニューアル後の企画としては、“上村松園展”に次ぐ入場者数を記録しました。

今後開催予定の主な企画展は、秋の“日本彫刻の近代展”と明春開催予定の“液晶絵画展”です。“日本彫刻の近代展”は数年掛りで準備を進めてきた企画で、美術史的な観点からも内容の濃い展覧会に仕上がったと自負しております。日本の近代彫刻の全貌をご紹介する、またとない機会ですので、是非ご期待ください。また、“液晶絵画展”は、シャープ株式会社の全面的な協力を得て実施する現代美術展です。国内外で活躍中の作家14名が参加します。液晶パネルをふんだんに使い、そこに最先端のデジタル映像を映し出す企画です。注目の作品は、現代美術作家であり、日本画家でもある千住博氏による“液晶屏風”です。液晶パネルを4曲一双の屏風に組み上げ、そこに深閑とした森や湖の風景が映し出されます。風景はデジタル映像ですので、自然界のように揺れ、また動きます。お勧めの一点です。

企画展の実現には通常2−3年の準備期間が必要です。目下、来年度以降の企画も積極的に検討しております。来年のゴールデン・ウィークには四国・金毘羅宮の、門外不出の丸山応挙や伊藤若冲の襖絵を借用し、館内に金毘羅宮の書院を再現すべく準備を進めております。豪華絢爛なこの展覧会は当館での開催後、海を渡り、パリの東洋美術館、ミュゼ・ギメにも巡回の予定です。

今後とも多様で魅力ある企画展を心がけ、準備したいと考えております。皆様のご来場を心からお待ち申し上げております。

友の会だより、no.75、2007年7月発行

ページのトップへ戻る