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美術館 > 展覧会のご案内 > 常設展(美術館のコレクション) > 1990 > 常設展示1990年度第1期(1990.4-7)

常設展示1990年度【第1期展示】 1990年4月10日(火)~7月1日(日)

第1室 藤島武二と明治・大正の洋画

作家名 正没年 作品名 制作年 材質
司馬 江漢 (1747-1818) 三囲之系図 1787(天明7) 銅版画・紙
山本 芳翠 (1850-1906) 風景   油彩・キャンバス  ※
川村 清雄 (1852-1934) ヴェネツィア風景 c.1880(明治13) 油彩・紙
久米桂一郎 (1886-1934) 秋景下図 1895(明治18) 油彩・キャンバス
ジョルジュ・ビゴー (1860-1927) 日本素画集(クロッッキ・ジャポネ) 1886(明治19) エッチング・紙
浅井  忠 (1856-1907) 小舟波村 1893(明治26) 油彩・キャンバス
五姓田 義松 (1855-1915) 狩猟図 1894(明治27) 油彩・キャンバス  ※
長原孝太郎 (1864-1930) 入道雲下絵   油彩・キャンバス
岡田三郎助 (1869-1939) 岡部次郎像 1898(明治31) 油彩・キャンバス
満谷国四郎 (1874-1936) 裸婦 c.1900(明治33) 油彩・キャンバス
中村 不折 (1866-1943) 裸婦立像 c.1903(明治36) 油彩・キャンバス
黒田 清輝 (1866-1924) 夏の海   油彩・板
和田 英作 (1874-1959) 富士 1909(明治42) 油彩・キャンバス
藤島 武二 (1867-1943) 浜辺 1898(明治31) 油彩・板
藤島 武二 (1867-1943) 裸婦 1898(明治31) 木炭・紙
藤島 武二 (1867-1943) 裸婦 c.1906(明治39) 油彩・キャンバス
藤島 武二 (1867-1943) セーヌ河畔 1906-07(明治39-40) 油彩・キャンバス
藤島 武二 (1867-1943) レマン湖 1908(明治41) 油彩・板
藤島 武二 (1867-1943) ローマ風景 c.1908(明治41) 油彩・板
藤島 武二 (1867-1943) 朝鮮風景 1913(大正2) 油彩・キャンバス
藤島 武二 (1867-1943) 裸婦 c.1917(大正6) 油彩・キャンバス
青木 繁 (1882-1911) 自画像 1905(明治38) 油彩・紙
青木 繁 (1882-1911) 芙蓉図 1905(明治38) 油彩・板       ※
安井曽太郎 (1888-1955) 裸婦 c.1910(明治43) 油彩・キャンバス
安井曽太郎 (1888-1955) 農家の女 c.1907(明治40) 鉛筆・紙
安井曽太郎 (1888-1955) c.1907(明治40) 鉛筆・紙
萬  鐡五郎 (1885-1927) 1915(大正4) 油彩・キャンバス
小林 万吾 (1870-1947) 舟(モネの模写) 1913(大正2) 油彩・板
村山 槐多 (1896-1919) 自画像 c.1914-15(大正3-4) 油彩・キャンバス
中村 彝  (1887-1924) 静物 c.1919(大正8) 油彩・キャンバス  ※
岸田 劉生 (1891-1926) 麦二三寸 1920(大正9) 油彩・キャンバス
小出 楢重 (1887-1931) 秋の風景 1920(大正9 油彩・キャンバス  ※
小出 楢重 (1887-1931) 裸婦立像 1925(大正14) 油彩・キャンバス
清水 登之 (1887-1945) チャプスイ店にて 1921(大正10) 油彩・キャンバス
中川 一政 (1893-) 目黒風景 1923(大正12) 油彩・キャンバス
荻原 守衛 (1879-1910) 坑夫 1907(明治40) ブロンズ       ※
石井 鶴三 (1887-1973) 中原氏像 1916(大正5) ブロンズ
中原悌二郎 (1888-1921) 石井鶴三氏像 1916(大正5) ブロンズ
中原悌二郎 (1888-1921) 若きカフカス人 1919(大正8) ブロンズ
新井 謹也 (1884-1966) 呉須絵花瓶 c.1929(昭和4) 陶磁器
新井 謹也 (1884-1966) 抜(ろう)文春夏秋冬大鉢   陶磁器

第2室 曾我蕭白と三重の近世画人たち、橋本平八の木彫

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
池   大雅 (1723-1776) 山水画   紙本淡彩
韓   天寿 (1727-1775) 山水画   紙本墨画   ※
青木 夙夜 (    -1802) 冨嶽図   絹本著色
曾我 蕭白 (1730-1781) 林和靖図 1760(宝暦10) 紙本墨画
曾我 蕭白 (1730-1781) 永島家襖絵・松鷹図 c.1764(明和1) 紙本墨画淡彩
田中 岷江 (1735-1816) 寒山拾得図   紙本墨画
月   僊 (1721-1809) 東方朔図   絹本著色
月   僊 (1721-1809) 渓山行旅図   絹本著色
月   僊 (1721-1809) 山水人物花卉鳥虫図巻   紙本墨画淡彩
増山 雪斎 (1754-1819) 花鳥図 1794(寛政6) 絹本淡彩
増山 雪斎 (1754-1819) 鴨図 1815(文化12) 絹本著色
川上 冬崖 (1827-1881)      
藤堂 凌雲 (1808-1886) (合作)花卉図 1879(明治12) 絹本著色
円   空 (1632-1695) 地蔵菩薩立像   木       ※
円   空 (1632-1695) 釈迦如来座像   木       ※
橋本 平八 (1897-1935) 1922(大正11)
橋本 平八 (1897-1935) 馬鳴壱尊者 1925(大正14)
橋本 平八 (1897-1935) 成女身像 1926(大正15) 桂       ※
橋本 平八 (1897-1935) 弁財天 1927(昭和2)
橋本 平八 (1897-1935) 老子 1932(昭和7)
橋本 平八 (1897-1935) 石に蹴いて 1928(昭和3) 楠       ※
橋本 平八 (1897-1935) 弱法師 1934(昭和9)

第3室 19世紀ヨーロッパ版画の流れ

レンブラントを初めとするすぐれた例外はあるものの、19世紀まで、版画は主として絵画の複製手段として、イメージを広く大衆に流布する役割を担っていた。こうした方向をまず大きく転換させたのがゴヤである。ゴヤは、版画本来の白と黒によってしか表現できない世界を表現しようとし、とりわけアクアチントの技法を用いて、光と闇の間に広がる多様な明暗での世界を描き出した。同じ頃イギリスでは、ブレークがやはり版画固有の線の表現力を駆使することによって、挿絵を単なる物語の図解を超えて観賞者に働きかけるものにした。以後、19世紀の版画は、その技法の多様性を通じて、油彩とは異なる独自の表現領域を確立し、その可能性を無限に拡大していく。

19世紀半ばのパリの風景を硬質なエッチングの線で紙上に浮かび上がらせたメリヨン、不安をかき立てるような線のかたまりを通して人問の情念を表出させたムンク。いずれも銅版画の可能性を自らの表現のために引き出している。他方、19世紀初頭に発明されたリトグラフ(石版画)の技法も、画家にとって欠かせない表現手段となった。ドーミエは、カリカチュアにおいてリトグラフの素早い線の感じを生かしている。これとは全く逆の方向ながら、ブレスダンは細密描写に、この技法の銅版画とは異なる持ち味を駆使した。彼の影響を受けたルドンは、版画以外には考えられない深々とした黒の世界を現出させている。また、カラーリトグラフの発明は全く別の可能性を開き、ロートレックやトーロップの重要な表現手段となった。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
フランシスコ・デ・ゴヤ (1746-1828) 戦争の惨禍   エッチング・紙
ウィリアム・ブレーク (1757-1827) ヨブ記   エッチング・紙
オノレ・ドーミエ (1808-1879) 古代史   リトグラフ・紙
シャルル・メリヨン (1821-1868) プチ・ポン   エッチング・ドライポイント・紙
シャルル・メリヨン (1821-1868) ノートルダムの給水塔   エッチング・ドライポイント・紙
シャルル・メリヨン (1821-1868) 塔・医学校通り   エッチング・ドライポイント・紙
ロドルフ・ブレスダン (1822-1885) 善きサマリア人   リトグラフ・紙
ロドルフ・ブレスダン (1822-1885) 鹿のいる聖母子   リトグラフ・紙
オーギュスト・ルノワール (1844-1919) 青い服を着た若い女   油彩・キャンバス
カミーユ・ピサロ (1831-1903) 農夫モロン親爺い   エッチング・紙
カミーユ・ピサロ (1831-1903) 鋤で耕す農婦   エッチング・紙
クロード・モネ (1840-1926) ラ・ロシュブロンドの村   油彩・キャンバス
エドガー・ドガ (1834-1917) 水浴する裸婦   摺りに彩色・紙      ※
ヤン・トーロップ (1858-1928) 種蒔く人   リトグラフ・紙
オディロン・ルドン (1840-1916) ベアトレーチェ   リトグラフ・紙
オディロン・ルドン (1840-1916) ヨハネ黙示録   リトグラフ・紙
オディロン・ルドン (1840-1916) アレゴリー   油彩・キャンバス
アレクサンドル・スタンラン (1859-1923) ジル・ブラス紙挿絵   写真凸版・紙
トゥールーズ・ロートレック (1864-1901) ムーラン=ルージュのイギリス人   リトグラフ・紙
エドヴァルト・ムンク (1863-1944) マイアー・グレーフェ・ポートフォリオ   エッチング・ドライポイント・紙
マルク・シャガール (1889-1985)   油彩・キャンバス
ジョアン・ミロ (1893-1985) 女と鳥   油彩・キャンバス
長谷川 潔 (1891-1980) 版画集ポートレート   銅版画・紙
浜口 陽三 (1909-   ) 魚と果物   メゾチント・紙
浜口 陽三 (1909-   ) ぶどう   メゾチント・紙
浜口 陽三 (1909-   ) 静物   メゾチント・紙       ※ 
アントワーヌ・ブールデル (1861-1929) ベートーヴェン   ブロンズ          ※
オーギュスト・ロダン (1840-1917) 化粧する女   ブロンズ          ※
アリスティー・マイヨール (1861-1944) 歩むマリー   ブロンズ          ※

ギャラリー・ロビー

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
三輪勇之助 (1920-1990) パストラル 1958 油彩・キャンバス
足代 義郎 (1909-1989) 愁像 1985 油彩・キャンバス
菅井  汲 (1919-   ) 青いインキ 1962 リトグラフ・紙
菅井  汲 (1919-   ) ブロンズ 1963 リトグラフ・紙
宇治山哲平 (1910-1986) 宇治山哲平オリジナル版画集 1972 シルクスクリーン・木版画・紙
木下 富雄 (1923-   ) 空(習作) 1976 木版画・紙
戸田 正寿 (1949-   ) 三月のライオン 1982 シルクスクリーン・紙
戸田 正寿 (1949-   ) 赤いクジラ 1982 シルクスクリーン・紙
黒滝  淳 (1936-   ) 無題(W) 1987 インク・フィルム・紙
湯原 和夫 (1930-   ) 無題 1971 真鍮・クロム鍍金
湯原 和夫 (1930-   ) 開かれた形 1975 真鍮・鏡面研磨・塗装
保田 春彦 (1930-   ) 都市1.2.試作(1)(2) 1985 鉄・赤錆
江口  週 (1932-   ) 漂流と原形 1981
神戸 武志 (1932-   ) 不連続と連続 1983
浅野 弥衛 (1914-   ) 作品 1986 木・オイルステック
瀧川 嘉子 (1937-   ) 境-No.6-1986 1986 板ガラス
柳原 義達 (1910-   ) 黒人の女 1956 ブロンズ
佐藤 忠良 (1912-   ) 円い椅子 1973 ブロンズ
佐藤 忠良 (1912-   ) 賢島の娘 1973 ブロンズ
オシップ・ザッキン (1890-1967) ヴィーナスの誕生 1930 ブロンズ
江口  週 (1932-   ) ふたたび翔べるか-柱上の鳥 1988
湯原 和夫 (1930-   ) 意味の自由区No.2-88 1988 コールテン鋼・鉄・亜鉛メッキ
飯田 善國 (1923-   ) Xのコントラクション 1987 木・着色麻ロープ

屋外彫刻

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
ジャコモ・マンズー (1908-    ) ジュリアとミレトの乗った大きな一輪車 1973 ブロンズ
湯原 和夫 (1930-    ) 無題 1982 鉄、ステンレス
井上 武吉 (1930-    ) my sky hole 82 1982 鉄、ステンレス
井上 武吉 (1930-    ) my sky hole 85-6 1985
田畑  進 (1944-    ) NOKOSARETA―KATACHI 1982 ステンレス、黒御影石
梶   滋 (1951-    ) 円柱とその周辺 1986 アルミニウム
八ツ木のぶ (1946-    ) 象と人(異邦の夢) 1988 ステンレス、ウレタン彩色

※印 寄託作品

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