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常設展示1988年度【第1期展示】 1988年4月5日(火)〜6月26日(日)

第1室 藤島武二と明治・大正の洋画

1893年(明治26)フランスから帰国した黒田清輝と久米桂一郎は、白馬会を結成し、日本の洋画界を一新させたが、黒田亡き後は、藤島武二が洋画界の重鎮として活躍した。藤島は明治浪漫主義の色濃い装飾的人物画から滞欧期に取り組んだ風景画へと次第に重点を移し、忠実な写実に止どまらず、大胆な筆触で自然を単純化した。

また大正時代には、『白樺』などの文芸雑誌が、西欧の後期印象主義やフォーヴィスムの絵画を積極的に紹介し、万鉄五郎、岸田劉生、中村彝、村山槐多、関根正二らの内面の感情を強く表明する画家たちが登場した。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
岩橋 教章 (1832-1883) 鴨の静物 1875 水彩・紙
浅井  忠 (1856-1907) 小丹波村 1893 油彩・キャンバス
川村 清雄 (1852-1934) ヴェネチア風景 c.1880 油彩・紙
中村 不折 (1866-1943) 裸婦立像 c.1903 油彩・キャンバス
鹿子木孟郎 (1874-1941) 狐のショールをまとえる婦人 1902 油彩・キャンバス
満谷国四郎 (1874-1936) 裸婦 c.1900 油彩・キャンバス
長原孝太郎 (1864-1930) 入道雲下絵 c.1910 油彩・キャンバス
長原孝太郎 (1864-1930) 裸婦 c.1910 油彩・キャンバス
黒田 清輝 (1866-1926) 雪景 1919 油彩・板
久米桂一郎 (1866-1934) 秋景下絵 1895 油彩・キャンバス
岡田三郎助 (1869-1939) 岡部次郎像 1898 油彩・キャンバス
藤島 武二 (1867-1943) 浜辺 1898 油彩・板
藤島 武二 (1867-1943) セーヌ河畔 1906-7 油彩・キャンバス
藤島 武二 (1867-1943) 裸婦 c.1906 油彩・キャンバス
藤島 武二 (1867-1943) 朝鮮風景 1913 油彩・キャンバス
藤島 武二 (1867-1943) 海(日の出) 1931 油彩・キャンバス
藤島 武二 (1867-1943) 裸婦 1898 木炭・紙
青木  繁 (1882-1911) 自画像 1905 油彩・紙
岸田 劉生 (1891-1926) 麦二三寸 1920 油彩・キャンバス
岸田 劉生 (1891-1926) 自画像 1917 コンテ・紙
万 鉄五郎 (1885-1927) 建物のある風景 1910 油彩・板
万 鉄五郎 (1885-1927) 庭の花 1918 油彩・キャンバス  ※
万 鉄五郎 (1885-1927) 木の間よりの風景 1918 油彩・キャンバス
中村  彝 (1887-1924) 婦人像 c.1922 油彩・キャンバス
中村  彝 (1887-1924) 髑髏のある静物 1923 油彩・キャンバス
安井曽太郎 (1888-1955) 女立像 1924 油彩・キャンバス
安井曽太郎 (1888-1955) 娘と犬(他5点) 1907 鉛筆・紙
村山 槐多 (1896-1919) 自画像 c.1914-15 油彩・キャンバス
村山 槐多 (1896-1919) 信州風景(山) 1917 木炭・紙
関根 正二 (1899-1919) 群像 1916 木炭・紙
関根 正二 (1899-1919) 自画像 1918 インク・紙
小出 楢重 (1887-1931) 裸婦立像 1925 油彩・キャンバス
福沢 一郎 (1898-    ) 劇の一幕(コメディ・フランセーズ) 1924 油彩・キャンバス
前田 寛治 (1896-1930) 童女 c.1928 油彩・キャンバス  ※
佐伯 祐三 (1898-1928) サン・タンヌ教会 1928 油彩・キャンバス
清水 登之 (1887-1945) チャプスイ店にて 1921 油彩・キャンバス
鳥海 青児 (1902-1972) 紀南風景 1936 油彩・キャンバス
須田国太郎 (1891-1961) 信楽 1935 油彩・キャンバス
田村孝之介 (1903-    ) 水売り 1955 油彩・キャンバス  ※
荻須 高徳 (1901-1986) 1929-30 油彩・キャンバス
ジョルジュ・ビゴー (1860-1927) 日本素画集 1886 エッチング・紙
戸張 孤雁 (1882-1927) 虚無 1920 ブロンズ
石井  鶴三 (1882-1927) 1938 ブロンズ

第2室 三重の近世画人たち

三重県は、中世末期以後、文人墨客の従来が繁く、近世美術史のうえで見逃せない地域である。岡野石圃は雲出の出身であるし、池雅雄は松阪の書家韓天寿と親交があり、大雅筆「二十四橋図」は韓天寿の旧蔵品であった。青木夙夜は韓天寿の従弟にあたり、天寿の紹介で大雅に師事し、伊勢で没している。曾我蕭白は、宝暦、明和のころ(18世紀半ば)、しばしば伊勢地方を旅行し、松阪に多く作品を遺した。「林和靖図」六曲一双は、特異な蕭白の作風の初期様式を知るのに貴重な作例である。月僊は、伊勢寂照寺の画僧で、「王羲子蘭亭之図」は代表的作品といえよう。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
曽我 蕭白 (1730-1781) 林和靖図 c.1760 紙本墨画淡彩
曽我 蕭白 (1730-1781) 周茂叔愛蓮図   紙本墨画
田中 岷江 (    -   ) 寒山拾得図 18世紀後半 紙本墨画
月   僊 (1741-1809) 赤壁図   紙本淡彩
月   僊 (1741-1809) 王義子蘭亭之図   紙本淡彩
池  大雅 (1723-1776) 二十四橋図   紙本淡彩
青木 夙夜 (   −1802) 富嶽図冨   絹本着色
韓  天寿 (1727-1775) 山水図   紙本墨画     ※
岡野 石圃 (    -   ) 山水図 1753 紙本墨画     ※
増山 雪斎 (1754-1819) 花鳥図 1794 絹本淡彩
増山 雪斎 (1754-1819) 花鳥図 1814 絹本着色
歌川 広重 (1797-1858) 東海道五十三次(丸清版) 1847-51 木版画
宇田 荻邨 (1896-1980) 1921 淡彩・紙
宇田 荻邨 (1896-1980) 木陰 1922 絹本着色
橋本 平八 (1897-1935) 1922
橋本 平八 (1897-1935) 馬鳴尊者 1925
楠部 弥弌 (1897-1984) 彩(えん)花宴花瓶 1981 陶磁器
川喜多 半泥子 (1878-1963) 志野筒茶碗 銘・立った川   陶磁器

第3室 ヨーロッパ近代の美術

フランス19世紀には、銅版や石版の技法が著しく発達し、パリの街を緻密に描いたメリヨン、また独自の象徴主義的作風を確立したルドン、その師で特異な版画家ブレスダンらが活躍した。続く20世紀には、シャガールやルオーらが、油彩画と並んで卓れた石版画を制作している。さらにノルウェーのムンク、ロシア出身のカンディンスキーらが新時代を開拓した。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
フランシスコ・デ・ゴヤ (1746-1828) 戦争の惨禍 1863 エッチング・紙
ウィリアム・ブレーク (1757-1827) ヨブ記 1825 エッチング・紙
シャルル・メリヨン (1821-1868) プチ・ポン 1850 エッチング・紙
シャルル・メリヨン (1821-1868) パリ・ノートルダムの給水塔 1852 エッチング・紙
シャルル・メリヨン (1821-1868) 塔・医学校通り 1861 エッチング・紙
ロドルフ・ブレスダン (1822-1885) 鹿のいる聖母子 1871-78 リトグラフ・紙
オディロン・ルドン (1840-1916) ヨハネ黙示録 1899 リトグラフ・紙
オディロン・ルドン (1840-1916) アレゴリー 1905 油彩・キャンバス
カミーユ・ピサロ (1831-1903) 鋤で耕す農婦 1890 エッチング・紙
カミーユ・ピサロ (1831-1903) 農夫モロン親爺 1879 エッチング・紙
クロード・モネ (1840-1926) ラ・ロシュブロンドの村 1889 油彩・キャンバス
エドヴァルト・ムンク (1863-1944) マイアー・グレーフェ・ポートフォリオ 1895 エッチング・紙
ジョルジュ・ルオー (1871-1958) 受難(パッション) 1939 リトグラフ・紙
ジョルジュ・ルオー (1871-1958) 十字架上のキリスト c.1939 油彩・キャンバス ※
マルク・シャガール (1889-1985) 街(他6点) 1908他 鉛筆・紙(他)
マルク・シャガール (1889-1985) 1956・62 油彩・キャンバス
マルク・シャガール (1889-1985) サーカス 1967 リトグラフ・紙
ジョアン・ミロ (1893-1985) 女と鳥 1968 油彩・キャンバス
ジョアン・ミロ (1893-1985) アルバム13 1948 リトグラフ・紙
ワシリー・カンディンスキー (1866-1944) 小さな世界 1922 リトグラフ・木版画・紙
藤田  嗣治 (1886-1968) 猫のいる自画像 c・1927 油彩・キャンバス
アントワーヌ・ブールデル (1861-1929) 風の中のベートーベン 1904-8 ブロンズ      ※
アリスディード・マイヨール (1861-1944) 歩むマリー c.1930 ブロンズ      ※
エミリオ・グレコ (1913-    ) アルツーサ   ブロンズ      ※

ギャラリー・ロビー(彫刻・工芸・現代美術)

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
足代 義郎 (1909-    ) 花園の孤像 1985 油彩・キャンバス
森谷 重夫 (1917-    ) 二人 1976 油彩・キャンバス
片山 義郎 (1908-    ) 女の頭部 1958 ブロンズ
柳原 義達 (1910-    ) 黒人の女 1956 ブロンズ
佐藤 忠良 (1912-    ) 円い椅子 1973 ブロンズ
佐藤 忠良 (1912-    ) 賢島の娘 1973 ブロンズ
湯原 和夫 (1930-    ) 無題 1971 鉄・ステンレス
澄川 喜一 (1931-    ) そぎとそり 1975
江口  週 (1932-    ) 漂流と原形 1981
若林  奮 (1936-    ) 中に犬 1968
吉村 寿夫 (1948-    ) RelationW 1987 アルミヒドロ・合金
浅野 弥衛 (1914-    ) 作品 1986 オイルスティク・木
オシップ・ザッキン (1890-1967) ヴィーナスの誕生 1930 ブロンズ
脇田  和 (1908-    ) きものU 1983 リトグラフ・紙
足代 義郎 (1909-    ) トルソ 1970 水彩・紙
足代 義郎 (1909-    ) 1970 水彩・紙
元永 定正 (1922-    ) ほへと 1986 リトグラフ・紙
湯原 和夫 (1930-    ) 無題 1983 鉛筆・樹脂・紙
池田 満寿夫 (1934-    ) 愛の瞬間 1966 銅版画・紙
池田 満寿夫 (1934-    ) 青い椅子 1966 銅版画・紙
若林  奮 (1936-    ) 大気中の緑色に属するもののためのデッサン 1982 鉛筆・紙
今村 幸生 (1935-    ) ゼノン飛翔86092 1986 リトグラフ・紙
今村 幸生 (1935-    ) ゼノン飛翔86093 1986 リトグラフ・紙
瀧川 嘉子 (1935-    ) 境ーNo.6−1986 1986 板ガラス

屋外彫刻

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
ジャコモー・マンズー (1908-    ) ジュリアとミレトの乗った大きな一輪車 1973 ブロンズ
湯原 和夫 (1930-    ) 無題 1982 鉄・ステンレス
井上 武吉 (1930-    ) my sky hole 82 1982 鉄・ステンレス
井上 武吉 (1930-    ) my sky hole 85−6 1982
田畑  進 (1944-    ) NOKOSARETA―KATACHI 1982 ステンレス・黒御影
梶   滋 (1951-    ) 円柱とその周辺 1986 アルミニウム

※印 寄託作品

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