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常設展示1985年度【第3期展示】 1985年10月1日(金)〜12月22日(日)

第1室 佐伯祐三と昭和の洋画

1923年(大正12)に起った関東大震災は、日本の社会に大きな打撃を与えたが、美術の分野でも西欧におけるダダの運動をはじめとする前衛美術が展開してくるようになる。昭和初期には、大正期の小出檜重、梅原龍三郎、安井曽太郎らの活躍に続いて、やはりフォーヴイズムを基調とする1930年協会が前田寛治、佐伯祐三らによって結成されることになる。また1931年(昭和6)には、その継続的展開と考えられる独立美術協会が第1回展を開催し、里見勝蔵、三岸好太郎、遅れて須田国太郎、海老原喜之助らが参加した。その後昭和1O年代のモダニズムは十分な開花をみることなく戦争に突入するが、戦争は戦後の精神風土を青くみ、戦争の刻印を残す金山康喜、靉光、麻生三郎、香月泰男らの作品を生み出すことになった。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
小出 楢重 (1887-1931) 裸女立像 1925 キャンバス・油彩
佐分  真 (1898-1936) 緑蔭 1927 キャンバス・油彩
奥瀬 英三 (1891-1975) 緑陰 1926 キャンバス・油彩
木村 荘八 (1893-1958) 戯画ダンスホール 1930 キャンバス・油彩
木村 荘八 (1893-1958) 日没 1949 キャンバス・油彩
安井曽太郎 (1888-1955) 女立像 1924 キャンバス・油彩
安井曽太郎 (1888-1955) 静物 1950頃 キャンバス・油彩
梅原龍三郎 (1888-   ) 山荘夏目 1933 キャンバス・油彩
前田 寛治 (1896-1930) 赤い帽子の少女 1928 キャンバス・油彩
前田 寛治 (1896-1930) 裸婦 1928 キャンバス・油彩
里見 勝蔵 (1895-1980) 裸婦 1927 キャンバス・油彩
佐伯 祐三 (1898-1928) 自画像 1917 キャンバス・油彩
佐伯 祐三 (1898-1928) 米子像   キャンバス・油彩
佐伯 祐三 (1898-1928) 人物・動物スケッチ 1926-27 紙・インク
佐伯 祐三 (1898-1928) 風景 1926-27 紙・インク
佐伯 祐三 (1898-1928) 風景 1926-27 紙・インク
佐伯 祐三 (1898-1928) 銀座風景 1926-27 紙・鉛筆 コンテ・クレヨン
山本  鼎 (1882-1946) 外房しけのあと 1942 キャンバス・油彩
北川 民次 (1894-   ) 海への道 1942 キャンバス・油彩
藤田 嗣治 (1886-1968) ラマと四人の人物 1933 紙・水彩
須田 国太郎 (1891-1961) 信楽 1935 キャンバス・油彩
三岸 好太郎 (1903-1934) 二人の道化 1931 紙・油彩
海老原喜之助 (1904-1970) 森と群鳥 1932 キャンバス・油彩
牛島 憲之 (1900-   ) 貝焼場 1935 キャンバス・油彩
麻生 三郎 (1913-   ) 母子のいる風景 1954 キャンバス・油彩
靉   光 (1907-1946) とげ抜き 1925 紙・木炭
森  芳雄 (1908-   ) 街角(カイロにて) 1963 キャンバス・油彩
坂本 繁二郎 (1882-1968) 1960 キャンバス・油彩
岡 鹿之助 (1898-1978) 廃墟 1962 キャンバス・油彩
荻須 高徳 (1901-   ) アンジュ河岸・パリ―   キャンバス・油彩
高畠 達四郎 (1895-1976) オーヴェル古寺 1967 キャンバス・油彩
原  精一 (1908-   ) 女達 1963 キャンバス・油彩
中谷  泰 (1909-   ) 陶土 1958 キャンバス・油彩
香月 泰男 (1911-1974) 芒原 1968 キャンバス・油彩
金山 康喜 (1926-1959) 静物 1951頃 キャンバス・油彩
田中 阿喜良 (1918-1982) 父子 1957 キャンバス・油彩
小磯 良平 (1903-   ) 四つの西洋人形 1975 キャンバス・油彩

第2室 三重の近世画人たち

三重県は、中世末期以降、文人墨客の往来が繁く、近世美術史のうえで見逃せない地域である。岡野右圃は雲出の出身であるし、池大雅は、松阪の書家韓天寿と親交があり、大雅筆「二十四橋図」は韓天寿の旧蔵品であった。青木夙夜は韓天寿の従弟にあたり、天寿の紹介で大雅に師事し、伊勢で歿している。曾我蕭白は、宝暦、明和のころ(18世紀半ば)、しばしば伊勢地方を旅行し、松阪に多く作品を遺した。「林和靖図」六曲一双は、特異な蕭白の作風の初期様式を知るのに貴重な作例である。月僊は、伊勢寂照寺の画僧で、「山水図」は大画面の代表的作品といえよう。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
曾我 蕭白 (1730-1781) 林和靖図 1760頃 紙本墨画・淡彩
曾我 蕭白 (1730-1781) 山水図   紙本墨画
月  僊 (1741-1809) 山水図   紙本淡彩
月  僊 (1741-1809) 王義子欄亭之図   絖本淡彩
池  大雅 (1723-1776) 二十四橋図   絖本淡彩
青木 夙夜 (   -1802) 富嶽図   絹本着色
韓  天寿 (1727-1775) 山水図   紙本墨画
岡野 石圃 (       ) 山水図 1753 紙本墨画
安藤 広重 (1797-1858) 東海道(丸清版)   木版
楠部 彌弌 (1897-1984) 彩(えん)花宴花瓶 1981 陶磁器

第3室 外国作家と三重の画家たち

フランス19世紀には、銅版や石版の技法が著しく発達し、パリの街を緻密に描いたメリヨン、また独自の象徴主義的作風を確立したルドン、その師で特異な版画家ブレスダンらが活躍した。続く20世紀には、シャガールやブラックらが、油彩画と並んで卓れた石版画を制作している。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
シャルル・メリヨン (1821-1868) プチ・ポン 1850 銅版画
シャルル・メリヨン (1821-1868) パリ・ノートルダムの給水塔 1852 銅版画
シャルル・メリヨン (1821-1868) 塔・医学校通り 1861 銅版画
ロドルフ・ブレスダン (1822-1885) 鹿のいる聖母子 1871-78 石版画
ロドルフ・ブレスダン (1822-1885) 善きサマリア人 1861 石版画
オディロン・ルドン (1840-1916) ヨハネ黙示録 1899 石版画
オディロン・ルドン (1840-1916) ベアトリーチェ 1897 石版画
トゥールーズ・ロートレック (1864-1901) ムーラン・ルージュのイギリス人 1892 石版画
ジョルジュ・ブラック (1882-1963) 葉・色彩・光 1953 石版画
マルク・シャガール (1889-1985) 1956-62 キャンパス・油彩
マルク・シャガール (1889-1985) サーカス 1967 石版画
ジョルジュ・ルオー (1871-1958) 十字架上のキリスト 1939頃 キャンパス・油彩
ジョルジュ・ルオー (1871-1958) 受難(パッション) 1939 石版画
ラウル・デュフィ (1877-1953) 裸婦   キャンパス・油彩
オシップ・ザッキン (1890-1967) 雲への挨拶 1956 紙・水彩
林   義明 (1890-1973) 連峰 1970 キャンパス・油彩
佐藤  昌胤 (1907-1970) 伊勢湾台風 1960 キャンパス・油彩
中谷   泰 (1907-   ) 雪どけ 1976 キャンパス・油彩
奥瀬  英三 (1891-1975) 鰯船   キャンパス・油彩
足代  義郎 (1907-   ) 1966 キャンパス・油彩
浅野  弥衛 (1907-   ) 作品(二点組) 1981 紙・鉛筆

ギャラリー・ロビー(彫刻・工芸・現代の版画)

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
川喜多半泥子 (1878-1963) 古伊賀写水指 銘・慾袋   陶磁器
川喜多半泥子 (1878-1963) 志野筒茶碗 銘・厚氷   陶磁器
中村  晋也 (1926-   ) 1980 ブロンズ
片山  義郎 (1908-   ) 首(T子の顔) 1976 ブロンズ
佐藤  忠良 (1912-   ) 賢島の娘 1973 ブロンズ
木内  克 (1892-1977) みつけたポーズ 1954 ブロンズ
若林  奮 (1936-   ) 中に犬U 1968
若林  奮 (1936-   ) 大気中の緑色に属するもののためのデッサン 1982 紙・鉛筆
オシップ・ザッキン (1890-1967) ヴィーナスの誕生 1930 ブロンズ

屋外彫刻

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
井上 武吉 (1930-   ) My Sky Hole 1982 鉄・ステンレス
湯原 和夫 (1930-   ) (無題) 1982 鉄・ステンレス
田畑  進 (1944-   ) NOKOSARETA-KATACHI 1982 ステンレス
ジャコモ・マンズー (1908-   ) ジュリアとミレトの乗った大きな一輪車 1973 ブロンズ
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