このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

常設展示1985年度【第2期展示】 1985年7月9日(火)〜9月29日(日)

第1室 日本近代洋画の流れ

ヨーロッパで発達した油彩画が、我国で本格的に描かれるようになったのは、明治以降のことで、幕末から明治前期に活躍した高橋由一は、イギリス人画家ワーグマンに教えを受け、写実的表現を追及した「鮭」、「花魁」などの傑作を遺した。

また、明治9年創立の工部美術学校では、浅井忠、小山正太郎らがイタリア人画家フォンタネージに師事し、暗い褐色調の作品を数多く描いて、「脂派」と呼ばれた。一方、パリに留学してラファエル・コランらの明るい外光派の作風を我国に伝えた黒田清輝・久米桂一郎らは、白馬会を結成して、浅井らの明治美術会と対抗した。

その後、後期印象派、フォーヴィスムなど印象派以後の新しい西洋美術が我国に紹介され、多くの画家達が次々とヨーロッパに留学するようになった明治末から大正期に入ると、それらに呼応して様々な個性的活動が展開されるようになった。昭和に入ると、ダダの運動をはじめとする前衛美術の運動も盛んになった。また、フランス以外の国、すなわちアメリカやメキシコ等で活躍した日本人画家が日本に帰国して、それまでにない特異な作風の作品を発表するようになったのも、この昭和前期である。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質 備考
高橋 由一 (1828-1894) 江の島図 1876-77 油彩・キャンバス 神奈川県立近代美術館所蔵品
浅井  忠 (1856-1907) 小丹波村 1893 油彩・キャンバス  
川村 清雄 (1852-1934) ヴェネチア風景 c.1880 油彩・紙  
榊原 一廣 (1883-1941) 香良洲浜 1906 水彩・紙  
鹿子木孟郎 (1874-1941) 狐のショールをまとえる婦人 1902 油彩・キャンバス  
鹿子木孟郎 (1874-1941) 京洛落葉 1904 油彩・キャンバス  
黒田 清輝 (1886-1926) 雪景 1919 油彩・キャンバス  
久米桂一郎 (1866-1934) 秋景下図 1895 油彩・キャンバス  
藤島 武二 (1867-1943) 朝鮮風景 1913 油彩・キャンバス  
赤松 麟作 (1878-1953) 白い扇 1941 油彩・キャンバス  
青木  繁 (1882-1911) 1904 油彩・キャンバス 寄託品
青木  繁 (1882-1911) 自画像 1905 油彩・紙  
中川 一政 (1893-   ) 静物<びん・白布> 1921 油彩・キャンバス 神奈川県立近代美術館所蔵品
岸田 劉生 (1891-1926) 麦二・三寸 1920 油彩・キャンバス  
岸田 劉生 (1891-1926) 自画像 1917 油彩・キャンバス  
中村  彝 (1887-1924) 髑髏のある静物 1923 油彩・キャンバス  
中村  彝 (1887-1924) 婦人像 1922 油彩・キャンバス  
木村 荘八 (1893-1958) ダンス・ホール   油彩・キャンバス  
安井曾太郎 (1888-1955) 裸婦 c.1910 油彩・キャンバス  
梅原龍三郎 (1888-   ) 山荘夏日 1933 油彩・キャンバス  
前田 寛治 (1896-1930) 風景 1924 油彩・キャンバス  
佐伯 祐三 (1898-1928) サン・タンヌ教会 1928 油彩・キャンバス  
石垣栄太郎 (1893-1958) 1925 油彩・キャンバス 神奈川県立近代美術館所蔵品
古賀 春江 (1895-1933) サーカス 1933 油彩・キャンバス 神奈川県立近代美術館所蔵品
清水 登之 (1887-1945) 蹄鉄 1925 油彩・キャンバス  
児島善三郎 (1893-1962) 箱根 1938 油彩・キャンバス  
須田国太郎 (1891-1961) 信楽 1935 油彩・キャンバス  
海老原喜之助 (1904-1970) 森と群鳥 1932 油彩・キャンバス  
福沢 一郎 (1898-   ) よき料理人たち 1930 油彩・キャンバス 神奈川県立近代美術館所蔵品
松本 竣介 (1912-1948) 1941 油彩・キャンバス 神奈川県立近代美術館所蔵品
佐分  真 (1898-1936) 緑蔭 1927 油彩・キャンバス  
鳥海 青児 (1902-1972) 紀南風景 1936 油彩・キャンバス  
牛島 憲之 (1909-   ) 貝焼場 1935 油彩・キャンバス  

第2室 ヨーロッパの絵画・彫刻と三重の画家たち

作家名 生没年 作品名 制作年 材質 備考
マルク・シャガール (1889-1985) 1956-62 油彩・キャンバス  
藤田  嗣治 (1886-1968) ラマと四人の人物 1933 水彩・紙  
エドガー・ドガ (1834-1917) 裸婦   コンテ・紙 寄託品
オシップ・ザッキン (1890-1967) 雲への挨拶 1956 水彩・紙  
モーリス・ド・ヴラマンク (1876-1958) 風景   油彩・キャンバス 寄託品
ジョルジュ・ルオー (1871-1958) 十字架上のキリスト c.1933 油彩・キャンバス 寄託品
ラウル・デュフィ (1877-1953) らふ   油彩・キャンバス 寄託品
モーリス・コトリロ (1883-1955) 風景   油彩・キャンバス 寄託品
オーギュスト・ロダン (1840-1917) 化粧する女   ブロンズ 寄託品
アリスティード・マイヨール (1861-1944) 歩むマリー   ブロンズ 寄託品
エミーリオ・グレコ (1913-   ) アルツーサ   ブロンズ 寄託品
アントワーヌ・ブールデル (1861-1929) ベートーベン   ブロンズ 寄託品
 
奥瀬  英三 (1891-1975) 五月信濃路 1963 油彩・キャンバス  
中谷   泰 (1909-   ) 煤煙 1957 油彩・キャンバス  
中谷   泰 (1909-   ) 陶土 1958 油彩・キャンバス  
林   義明 (1890-1973) 赤松 1938 油彩・キャンバス  
林   義明 (1890-1973) 大洞山 1961 油彩・キャンバス  
木下  富雄 (1923-   ) 空(習作) 1976 木版画  
木下  富雄 (1923-   ) Face<丸と角> 1982 木版画  
岩中 徳次郎 (1897-   ) 集―82 1982 油彩・キャンバス  
浅野  弥衛 (1914-   ) 作品 1975 油彩・キャンバス  
北川  民次 (1894-   ) 瀬戸十景 1937 リノカット  

第3室 宇田荻邨と京都画壇

古くからの美術・文化の中心であった京都の地位は、明治以降もゆらぐことなく、数多くの画家が京都に集って活躍した。三重県出身の宇田荻邨、伊藤小坡らも、若くして京都に出て円山・四条派の流れを汲む菊池芳文・契月、竹内栖鳳らに師事した。松阪市出身の宇田荻邨は、一貫して京洛の風物をテーマとする、清澄な作風の作品を描き、また伊勢出身の女流画家伊藤小坡は、日常生活の一コマを、繊細な感覚で捉えた、親しみやすい人物画に佳品を遺し、晩年は歴史画を数多く制作するようになった。

作家名 生没年 作品名 制作年 材質 備考
竹内 栖鳳 (1864-1942) 虎・獅子図 c.1901 紙本墨画淡彩  
宇田 荻邨 (1896-1980) 黄昏の祇園   絹本着色  
宇田 荻邨 (1896-1980) 木陰 1922 絹本着色  
宇田 荻邨 (1896-1980) 春の池   絹本着色  
宇田 荻邨 (1896-1980) 祇園の雨 1953 絹本着色  
宇田 荻邨 (1896-1980) 雪の嵐山   紙本着色  
伊藤 小坡 (1877-1968) ふたば 1918 絹本着色  
伊藤 小坡 (1877-1968) 元禄頃美人教示之図 1951 絹本着色  
上村 松園 (1875-1949) 春秋 1930 絹本着色 寄託品
歌川 広重 (1797-1885) 隷書東海道(桑名 − 京) 1847-51頃 大版錦絵  

ギャラリー・ロビー(彫刻・現代の版画)

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
中村 晋也 (1926-   ) 1980 ブロンズ
片山 義郎 (1908-   ) 首(T子の顔) 1976 ブロンズ
佐藤 忠良 (1912-   ) 賢島の娘 1973 ブロンズ
戸張 孤雁 (1882-1927) トルソ 1914 ブロンズ
木内  克 (1892-1977) みつけたポーズ 1954 ブロンズ
加納 光於 (1933-   ) 稲妻取り 1977 リトグラフ
高松 次郎 (1936-   ) 水仙月の四日 1984 シルクスクリーン

屋外彫刻

作家名 生没年 作品名 制作年 材質
井上 武吉 (1930-   ) My Sky Hole 1982 鉄・ステンレス
湯原 和夫 (1930-   ) (無題) 1982 鉄・ステンレス
田畑  進 (1944-   ) NOKOSARETA-KATACHI 1982 ステンレス
G.マンズー (1908-   ) ジュリアとミレトの乗った大きな一輪車 1973 ブロンズ
ページのトップへ戻る