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ムリーリョの里帰り

ムリーリョの《アレクサンドリアの聖カタリナ》がスペインのビルバオとセビーリャで開催される"El joven Murillo(若きムリーリョ)"展に出品されることになり(ビルバオ美術館=2009年10月19日−2010年1月17日、セビーリャ美術館=2010年2月18日−5月30日)、クーリエとして付き添ってきました。錆びついたカスティーリャ語の片言をひねりだすのに四苦八苦しながらも、輸送・開梱・点検・展示の各作業は無事終えることができました。三重の作品が到着したのは搬入の早い時期だったため、他の出品作の姿はいまだまばらではあったものの、当館のカタリナはその姉妹たちと永きにわたる不在の末に邂逅を果たしえたわけです。

 

ビルバオ美術館は、誰もが知るような名品こそ所蔵してはいませんが、バスクを中心とするスペイン美術はもとより、北方に軸足をおいた西欧美術の中世から現代にいたる展開を、系統的に常設しています。ビルバオといえば近年では、フランク・ゲーリーの奇抜なデザインによるグッゲンハイム美術館分館が耳目を集めていますが、グッゲンハイムから歩いて数分のビルバオ美術館も、機会があればぜひのぞいてみてください。

 

またビルバオの街中では、当館で4年前に回顧展を催したチリーダの公共彫刻を何点も見かけることができました。同じくバスクの彫刻家オテイサの屋外作品にも一点出くわした他、出窓というのかサンルームだかのある建物が目につくなど、興味深い街並みではあったことでした。(Ik)

 
  1. 展示作業の一コマ
  2. 左の作品も
    《アレクサンドリアの聖カタリナ》
    (1650年頃、油彩・キャンバス、82.5×62.5p、
    フォクス=アベンゴア財団蔵、セビーリャ)
  3. 街角のオテイサ
    《球の空け渡しの卵形の変奏》(2002年設置)
 

ムリーリョ《アレクサンドリアの聖カタリナ》

1.展示作業の一コマ
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2.左の作品も 《アレクサンドリアの聖カタリナ》
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3.街角のオテイサ《球の空け渡しの卵形の変奏》(2002年設置)
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