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美術館 > 刊行物 > HILL WIND > Hill Wind (vol.11~24) > HILL WIND 21号(2009年3月)

HILL WIND 21号

 

春は古来、冬の間に眠り/死の床についていた万象がめざめ/再生し、世界が復興する時季として言祝がれてきました。その節には色とりどりの花々が開花します。とはいえ真冬に開催された『山口薫展』でも、いまだ拙い模索期からすでに、色による画面作りに対する関心がうかがわれたのは印象的でした。他方この4月に開幕する『元永定正展』でも、色の役割が大きな比重を占める画面が目白押しとなるはずです。山口薫と元永定正では色の使い方も雰囲気もまったく違うにせよ、そうした点を比較しつつ花見に興じるのも、また一つの春の讃え方となるかもしれません。(Ik)

 

表紙の作品:元永定正《赤と黄色と》(部分) 1963年 三重県立美術館蔵
企画・編集・発行:三重県立美術館[禁・無断転載]
デザイン:豊永政史 原稿末尾のイニシャルについては右記のとおり。井上隆邦(It)毛利伊知郎(Mi)伊藤亮子(Ir)石崎勝基(Ik)田中善明(Ty)道田美貴(Mm)生田ゆき(Iy)原舞子(Hm)那須賢輔(Nk)

2009年3月24日発行 表紙
毛利伊知郎「元永定正展」
道田美貴「生誕130年 菊地契月展」
生田ゆき「大橋歩展へ向けて」
伊藤亮子「教師のために鑑賞講座」
※この記事は2009年3月24日発行「Hill Wind 21」に掲載されたものです。

 
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