このページではjavascriptを使用しています。JavaScriptが無効なため一部の機能が動作しません。
動作させるためにはJavaScriptを有効にしてください。またはブラウザの機能をご利用ください。

サイト内検索

美術館 > 刊行物 > HILL WIND > Hill Wind (vol.11~24) > 特別寄稿 「絵巻が結ぶ“新たな出会い”」 美術館ニュース Hill Wind 13(2006年11月)

特別寄稿 「絵巻が結ぶ“新たな出会い”」

三重映画フェスティバル実行委員会

事務局長 田中 忍

 

 

第4回三重映画フェスティバルを三重県総合文化センターで、11月25日・26日に開催します。今回は、本年が没後50年となる日本映画を代表する溝口健二監督の3作品「山椒大夫」(三重県ロケ)「西鶴一代女」「近松物語」を上映するほか、津市に住まわれた事がある羽田澄子監督の映画「山中常盤~牛若丸と常盤御前 母と子の物語~」の上映と同監督を囲んでのトークショーや地元三重大学生が企画するプログラムをお届けし、芸術の秋を楽しんでいただこうと思っています。

 

さて今回のフェスティバルを進めるにあたり、新しい出会いがありました。映画「山中常盤」の題材となった、絵巻「山中常盤」の作者と言われる岩佐又兵衛の「堀江物語絵巻」が三重県立美術館に寄託されており、映画上映を記念に特別展示していただく事となったのです。

 

単に映画上映とゲストトークを行なうだけでなく、絵巻とコラボレーションする事で、フェスティバルの姿が広がったような気がします。絵巻を通じて三重県立美術館と出会え、新しい扉が開かれた興奮を味わうとともに、フェスティバル成功に向け、実行委員一同奮起をしています。

 

たくさんのご来場をお待ちしています。

※この記事は2006年11月7日発行「Hill Wind 13」に掲載されたものです。

ページID:000055764