教育普及
A.公開美術講座
美術に関わる諸問題を連続的に取り上げる公開美術講座は、企画展「20世紀日本美術再見 Ⅱ 1920年代」にあわせて次の通り開催した。
テーマ:「1920年代日本文化の諸相」
開催月日 講座名 講師名
9・21 斉藤佳三と総合芸術 長田謙一(千葉大学教授)
9・28 1920年代の都市と美術 山野英嗣(京都国立近代美術館主任研究官)
10・5 1920年代の新興美術運動 浅野徹(愛知県美術館長)
10・12 今和次郎に孝現学にみる昭和戦前期の銀座 川添登(建築評論家)
10・19 1920年代の日本建築 石田潤一郎(滋賀県立大学助教授)
B.移動美術館
「近代日本美術の流れ」をテーマにして次の通り開催した。
御薗村 10月4日~10月6日 ハートプラザみその 観覧者数1,160名
阿児町 10月19日~10月27日 阿児ライブラリー 観覧者数852名
菰野町 11月8日~11月17日 JA三重四日市菰野研究センター 観覧者数2,509名
上野市 11月28日~12月1日 上野市文化会館 観覧者数689名
C.団体解説会
1996年度も多くの団体入場者をみた。
そのなかで、希望する団体に対しては、団体解説を実施するとともに、映画「丘の上の美術館」の上映を行った。
D.日曜映画会
毎週日曜日、企画展覧会の内容にふさわしいテーマを選んで16ミリフィルムまたはビデオを上映した。
E.ミュージアム・コンサートの開催
スペイン古曲のあたらしい響き 11月9日 メゾ・ソプラノ=波多野睦美+タブラトゥーラ 467名
F.ハイヴィジョンルーム・AVコーナー
ハイヴィジョンルームにおいて静止画による美術番組の上映、AVコーナーにおける来館者の自由な選択による美術番組の鑑賞等、映像システムによる情報を提供している。
G.その他
- 小中高学生の無料入館
教育活動として入館又は観覧する県内の小中高学生と引率の教職員は、無料となっている。
1996年度入館者数
全体 3,768名 うち団体 2,767名 - 県民の日記念・無料入館者
4月14日 1,875名 - ワークシートの作成
各企画展開催時に「ナイーヴな大人と子どものためのワークシート」を作成した。