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美術館 > 刊行物 > 年報 > 1996年度版(1995年度版と合冊) > 年報1995 20世紀日本美術再見1-1910年代 (1995.10-12)

B-企画展9

光耀く命の流れ

【20世紀日本美術再見Ⅰ-1910年代】

1995年10月28日(土)~12月3日(日)

【主催】…三重県立美術館+中日新聞社

【協賛】…(財)岡田文化財団

【協力】…日本航空

【担当】…毛利伊知郎+土田真紀+山口泰弘+田中善明

◎あと数年で終わろうとする20世紀。この20世紀は、洋の東西をとわず、才能ゆたかな芸術家たちによって、さまざまな造形表現のこころみがおこなわれた時代といえる。この世紀の表現の展開を検証するその第1回として、1910年代の日本美術を主題としてとりあげた。

◎明治維新以来、富国強兵・殖産興業を柱に国家建設を進めてきた日本は、1905年の日露戦争勝利に示されるように、1900年代までに一応の成果をおさめて近代国家の基礎を築くことに成功した。

◎その後をうけ、国家主義的な近代化政策への疑問や批判から個人尊重、自由平等が説かれ、西洋思想も徐々に熟して、思想や文学美術の分野でも、あたらしい試みが次々にあらわれてきた。

◎美術のせかいでは、官展と平行して、在野のグループが数多く結成されて、西洋の新しい芸術運動も紹介され、新しい感性による造形表現が絵画・彫刻・工芸・デザインなど各分野で展開されるに至った。この展覧会では、そうした1910年代を中心に活動した115作家の作品約450点によって、この時代の美術の新しい動きをジャンルをこえて紹介した。

関連事業

講演会

10月28日…「1910年代の日本美術」講師=酒井哲朗(三重県立美術館館長)

主な新聞記事

中日新聞

10月27日…「日本美術再見展あす開幕」

10月28日…「1910年代日本の美450点ー 『再見』展 きょう開幕』

10月29日…「油絵や版画 多彩に450点 津で20世紀美術再見展」

作品紹介

11月2日…「高村光太郎『手』」毛利伊知郎

11月3日…「野島康三『髪梳く女』」毛利伊知郎

11月9日…「萬鉄五郎『ボアの女』」田中喜明

11月11日…竹久夢二『港屋絵草紙展』』土田真紀

11月14日…「村上華岳『夜桜の図』」山口康弘

私の好きな作品

11月25日…「岸田劉生『裸婦』」高島かほる

11月26日…「北の恒富『五月雨』」見波和子

11月27日…「梅原龍三郎『ナルシス』」斎藤健一

11月28日…「川上涼花『鉄路』」鈴木志保

11月29日…「尾竹竹坡「梧竹』」曽根陽子

図録

ひるういんどno.53

酒井哲朗 「『芸術と人生』-1910年代の日本美術をめぐって-20世紀日本美術再見1より(1)」

田中善明 「岸田劉生 『B.L.の肖像(バーナード・リーチ像)』(表紙解説)」

土田真紀 「薊のモティーフと1910年代の工芸-20世紀日本美術再見1より(2)」

年報;『1920年代展』(1996)

年報;『1930年代展』(1999)

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