【英国風景画展】
1993年4月10日(土)~5月9日(月)
(企画第1~3室)
【主催】…三重県立美術館+讀賣新聞中部本社+中京テレビ
【後援】…外務省+文化庁+ブリティッシュ・カウンシル
【協力】…日本航空
【担当】…土田真紀+石崎勝基
【ポスターデザイン】…杉浦康平+谷村彰彦
◎風景画はもっともなじみ深い絵画の分野だが、この芸術は18世紀後半から19世紀にわたり英国でめざましい展開を遂げて今日に引き継がれている。17世紀オランダの風景画、また17世紀オランダの風景画、また17世紀後半より英国の貴族の間で盛んになったイタリアへの大旅行「グランド・ツアー」や、ローマで古典的風景画を確立したクロード・ロランなどの影響を刺激に、英国の風景画は、リチャード・ウィルソンやゲインズボロの活動を経て、ターナーとコンスタブルの二人によって大きく開花した。
これら二大巨匠の出現は後のフランスにおける印象主義の展開につながることになる。本展は、このように多様な展開を見せ、絵画の歴史に大きく貢献した、英国風景画の三世紀におよぶ流れを系統的に紹介しようとしたものである。
関連事業
講演会
4月24日(土)…「イギリスの風景画-グランドツアーからコンスタブルまで」講師=湊典子(共立女子大学講師)
主な新聞記事
讀賣新聞
4月8日…「10日開幕の英国風景画展 67点慎重に飾り付け」
4月9日…「自然の美が咲く 英国風景画展あす開幕」…湊典子
4月11日…「英国風景画展が開幕」
4月25日…「湊さん講演会に美術ファン100人」
4月3日…「『英国風景画展』 ファンでにぎわう」
「光と風の饗宴」作品紹介
4月13日…1.「ジョン・ウートン/古典的風景」…石崎勝基
4月14日…2.「トマス・ゲインズボロ/ヘニッジ・ロイドと姉」…荒屋鋪透
4月15日…3.「ポール・ナッシュ/11月の月」…荒屋鋪透
4月16日…4.「ジョセフ・ターナー/ロイスダール港」…田中善明
4月20日…5.「ジョセフ・ターナー/ファイン入り江のインヴレーリー埠頭、麻」…石崎勝基
4月21日…6.「ジョン・コンスタブル/ギリンガムの水車小屋」…土田真紀
4月22日…7.「フィリップ・ウイルソン・スティーア/水遊びする子供たち、ウォルバーズウイック」…土田真紀
4月23日…8.「ジョン・コンスタブル/ショーラム湾-ブライトンのカリビート・ウェルズへの途上」…東俊郎