【元永定正展】
1991年1月4日(金)~2月3日(日)
【主催】…三重県立美術館+(財)岡田文化財団
【協賛】…アサヒビール芸術文化財団
【担当】…毛利伊知郎+土田真紀
【カタログ表紙デザイン】…杉浦康平+谷村彰彦
◎1922年三重県上野市出身の元永定正は、30の時に神戸市に転居し、芦屋市展などに抽象作品の出品を始め、1955年から具体美術協会に参加した。
◎具体美術協会に、絵の具を流して制作されたァンフオルメル風の作品を発表し、また水や煙などを使用した作品を制作して、「具体」を代表する作家の一人として国内外で認められた。
◎1966年の渡米を契機に、元永定正のスタイルは大きく変化した。
◎1967年以降、アクリル絵具とスプレーを使用し、明快な色彩とユーモラスな雰囲気の強い作品を制作し、独自の世界をつくりだした。
◎本展では、元永定正の初期の具象作品から具体時代の作品を経て、最近作にいたる絵画作品125点を中心に、ドローイング、版画、元永デザインの椅子、オブジェ、タピストリーなどをあわゼて展示し、さらに「具体」時代の水の作品も再現して、元永定正の全貌を紹介した。
関連事業
美術講演会
1月19日…「私の作品」…講師=元永定正
ミュージアムコンサート
1月19日…山下洋輔ニュートリオコンサート
主な新聞記事
朝日新開
1月25日(夕刊)…具体の代表作家「元永定正展」…<渡>
毎日新聞
1月11日(夕刊)…元永定正展…美術評論家・三頭谷鷹史
読売新聞
1月28日…元永定正展…<洋>
日本経済新開
2月11日…元永定正の回顧展…山脇一夫