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2.開館記念展 日本近代の洋画家たち展

会期=昭和57年10月28日(木)〜11月21日(日)

会場=三重県立美術館(企画展示案)

主催=三重県立美術館

担当= 中谷伸生

デザイン=杉浦康平+谷村彰彦

 日本近代洋画の歩みは、幕末から明治初期においては、西洋絵画のさまざまな表現を受け入れることによって出発した。そして明治、大正、昭和のそれぞれの時代に、個性的な画家たちの絶え間のない努力と苦闘が続けられ、今日見られる日本独自の洋画の確率をみるこいとになった。

 このことは、高橋由一や浅井忠らによる写実主義の初期洋画から、明治中期の黒田清輝、久米桂一部によってフランス外光派の移入と、大正期の岸田劉生や満鉄五郎らの個性的、主観的表現への展開によって説明することができるであろう。さらに昭和に入っては、前衛美術や新しい芸術思想にもとづく種々の美術活動が行われ、戦後の1950年以降には、数多くの日本の洋画家たちが、国際舞台で華々しい活躍を繰り広げることになった。

 今回の展覧会では、日本の近代洋画史上卓越した約60名の画家とその代表的作品約115点をとおして、このような日本近代洋画のあゆみをふり返ってみた。

関連事業(講演会)

10月30日(日)
講演会「日本近代洋画の流れ」
講師 匠秀夫(神奈川県立近代美術館長)

主な新聞記事

朝日新聞 10月23日 「近代洋画の名品ずらり」
  〃 10月28日 「洋画家展きょう開幕」

毎日新聞 10月27日 朝刊「日本近代の洋画家たち展」
  〃 10月28日 朝刊「知事ら招き特別鑑賞会」
  〃 10月29日 朝刊「重文3点に人気」

出品目録

番号 作者 作品名 制作年 材質・技法 寸法(cm)所蔵者

  1. 高橋由一 豆腐 1875〜78年 頃麻布・油彩 30.0×43.0 金刀比羅宮博物館
  2. 高橋由一 花魁図 1876〜82年頃 麻布・油彩 77.0×55.0 東京芸術大学芸術資料館
  3. 高橋由一 鮭 1878年 麻布・油彩 134.0×46.0 東京芸術大学芸術資料館
  4. 高橋由一 山形市街図 1885年 麻布・油彩 104.0×151.0 山形県(山形美術館保管)
  5. 五姓田義松 人形の着物 1883年 麻布・油彩 149.5×113.5
  6. 浅井忠 春耐 1889年 麻布・油彩 63.2×81.7 東京国立博物館
  7. 浅井忠 樹下の女 1901年頃 麻布・油彩 46.0×33.0 ブリジストン美術館
  8. 原田直次郎 靴屋の阿爺 1886年 麻布・油彩 60.0×46.0 東京芸術大学芸術資料館
  9. 黒田清輝 婦人図(厨房) 1891〜92年頃 麻布・油彩 180.0×114.0 東京芸術大学芸術資料館
  10. 黒田清輝 昔語り下絵(仲居) 1896年 麻布・油彩 93.8×47.7 東京国立文化財研究所
  11. 黒田清輝 昔語り下絵(舞妓) 1896年 麻布・油彩 94.7×47.0 東京国立文化財研究所
  12. 黒田清輝 瓶花 1912〜13年 麻布・油彩 77.0×71.0 東京国立博物館
  13. 黒田清輝 もるる日影 1914年 麻布・油彩 53.2×45.8 東京国立文化財研究所
  14. 黒田清輝 草藪 1919年 麻布・油彩 52.0×64.0
  15. 久米桂一郎 清水秋風景 1893年 麻布・油彩 55.0×45.8 奈良県立美術館
  16. 赤松麟作 夜汽車 1901年 麻布・油彩 160.0×199.0 東京芸術大学芸術資料館
  17. 満谷国四郎 かりそめの悩み 1907年 麻布・油彩 134.0×88.0
  18. 鹿子木孟郎 西洋婦人像 1909年 麻布・油彩 73.0×54.0 京都工芸繊維大学
  19. 藤島武二 大王岬に打つ寄せる怒濤 1932年 麻布・油彩 73.0×91.0 ひろしま美術館
  20. 藤島武二 屋島よりの遠望 1932年 麻布・油彩 52.2×71.2 ブリジストン美術館
  21. 青木繁 自画像 1904年 麻布・油彩 60.5×45.3 東京芸術大学芸術資料館
  22. 青木繁 海 1904年 麻布・油彩 36.5×73.0 三重県立美術館
  23. 坂本繁二郎 髪洗い 1917年 麻布・油彩 79.2×59.5 大原美術館
  24. 坂本繁二郎 箱 1960年 麻布・油彩 38.0×45.7 三重県立美術館
  25. 有島生馬 パイプを吸う男 1908年 麻布・油彩 73.0×59.0
  26. 有島生馬 鬼 1914年 麻布・油彩 98.0×79.0 東京都美術館
  27. 岡田三郎介 あやめの衣 1927年 麻布・油彩 80.0×53.0
  28. 山下新太郎 読書 1908年 布・油彩 92.0×73.0 ブリジストン美術館
  29. 岸田劉生 冬の崖上の道 1915年 麻布・油彩 41.0×41.0
  30. 岸田劉生 静物(湯呑と茶碗と林檎三つ) 1917年 麻布・油彩 37.0×44.5
  31. 岸田劉生 毛糸肩掛せる麗子肖像 1920年 麻布・油彩 45.5×38.0 三重県立美術館寄託
  32. 岸田劉生 雲のある自画像 1912年 麻布・油彩 59.5×49.0 大原美術館
  33. 萬鉄五郎 ボアの女 1912年 麻布・油彩 79.5×64.0 岩手県立博物館
  34. 萬鉄五郎 日傘の裸婦 1913年 麻布・油彩 77.5×50.0 神奈川県立近代美術館
  35. 萬鉄五郎 筆立のある静物 1917年 麻布・油彩 68.0×58.0 岩手県立美術館
  36. 萬鉄五郎 ねて居る人 1923年 麻布・油彩 79.0×116.0 北九州市立美術館
  37. 鈴木金平 有楽町附近 1913年 麻布・油彩 31.6×40.8
  38. 中村彝 カルピスの包み紙のある静物 1924年 麻布・油彩 60.7×50.2 茨城県立美術博物館
  39. 梅原龍三郎 腕太き女 1913年 麻布・油彩 50.5×41.0
  40. 安井曾太郎 垣 1911年 麻布・油彩 33.0×40.7
  41. 安井曾太郎 婦人像 1930年 麻布・油彩 115.2×87.5 京都国立近代美術館
  42. 安井曾太郎 霞沢岳 1938〜39年 麻布・油彩 76.5×93.5
  43. 村山槐多 裸婦 1914〜15年 麻布・油彩 61.0×41.0
  44. 村山槐多 松と榎 1918年 麻布・油彩 60.7×45.5
  45. 関根正二 死を思う日 1915年 麻布・油彩 75.7×56.8
  46. 関根正二 風景 1915年頃 麻布・油彩 60.8×45.5
  47. 関根正二 子供 1919年 麻布・油彩 79.0×65.0 ブリジストン美術館
  48. 関根正二 三星 1919年 麻布・油彩 60.0×45.0
  49. 木村荘八 パンの会 1928年 麻布・油彩 73.0×90.5
  50. 小出楢重 卓上蔬菜 1927年 麻布・油彩 106.0×54.5 北九州市立美術館
  51. 小出楢重 裸女T 1929年 麻布・油彩 90.7×116.5
  52. 古賀春江 埋葬 1922年 麻布・油彩 91.0×117.0
  53. 古賀春江 窓外の化粧 1930年 麻布・油彩 145.0×111.0 神奈川県立近代美術館 
  54. 前田寛治 赤い帽子 1925年 麻布・油彩 116.7×80.4 ひろしま美術館
  55. 前田寛治 棟梁の家族 1928年 麻布・油彩 131.0×162.0 鳥取県立博物館
  56. 佐伯祐三 レ・ジュ・ド・ノエル 1925年 麻布・油彩 72.0×58.0
  57. 佐伯祐三 靴屋 1927年 麻布・油彩 59.0×71.0
  58. 藤田嗣治 室内(妻と私) 1923年 麻布・油彩 146.0×114.0 笠間日動美術館
  59. 藤田嗣治 二人の女 1926年 麻布・油彩 60.6×72.2
  60. 国吉康雄 階段の裸婦 1929年 麻布・油彩 142.0×102.0
  61. 国吉康雄 誰かが私のポスターを破った 1943年 麻布・油彩 117.0×66.5
  62. 石垣栄太郎 ボーナス・マーチ 1932年 麻布・油彩 144.5×106.0 和歌山県立近代美術館
  63. 野田英夫 都会 1934年 麻布・油彩 44.0×100.0
  64. 北川民次 メキシコ三童女 1937年 麻布・油彩 65.0×80.5
  65. 児島善三郎 西洋婦人像 1928年 麻布・油彩 80.3×65.0
  66. 児島善三郎 アルプスへの道 1951年 麻布・油彩 72.0×90.0 東京国立近代美術館
  67. 三岸好太郎 マリオネット 1930年 麻布・油彩 79.0×64.0 北海道立三岸好太郎美術館
  68. 三岸好太海 と射光 1934年 麻布・油彩 163.0×131.0 福岡市美術館
  69. 鳥海青児 闘牛 1932年 麻布・油彩 97.0×181.0
  70. 鳥海青児 うずくまる 1954年 麻布・油彩 73.0×60.8 愛知県文化会館美術館
  71. 鳥海青児 石を運ぶ 1958年 麻布・油彩 130.2×97.9 福岡市美術館
  72. 海老原喜太郎 曲馬 1935年 麻布・油彩 162.0×130.0 熊本県立美術館
  73. 海老原喜太郎 出域 1963年 麻布・油彩 182.0×260.0 北九州市立美術館
  74. 須田国太郎 禽舎 1954年 麻布・油彩 51.0×65.0 東京国立近代美術館
  75. 野口弥太郎 セピラの行列 1963年 麻布・油彩 73.0×92.0 神奈川県立近代美術館
  76. 岡鹿之助 遊蝶花 1951年 麻布・油彩 69.0×71.0
  77. 長谷川利行 靉光像 1929年 麻布・油彩 60.5×50.0
  78. 福沢一郎 科学美を盲目にする 1930年 麻布・油彩 130.3×162.1 群馬県立近代美術館
  79. 福沢一郎 虚脱 1948年 麻布・油彩 116.7×90.9 群馬県立近代美術館
  80. 阿部展也 アダムとイブ 1948年 麻布・油彩 80.0×116.0 福岡市美術館
  81. 阿部展也 R−26 1970年 麻布・油彩 100.0×92.8 三重県立美術館
  82. 村井正誠 パンチュール3 1934年 麻布・油彩 113.4×194.2 和歌山県立近代美術館
  83. 村井正誠 砂漠の人 1978年 麻布・油彩 162.0×129.0 北九州市立美術館
  84. 長谷川三郎 無題 1952年頃 紙・フロッターシュ138.0×68.5 甲南高等学校
  85. 瑛九海底 1948年 板・油彩 72.7×90.9 宮崎県総合博物館
  86. 瑛九丸 のあそび 1958年 板・油彩 155.7×91.5 宮崎県総合博物館
  87. 松本竣介 N駅近く 1940年 麻布・油彩 97.0×131.0
  88. 松本竣介 議事堂のある風景 1943年頃 麻布・油彩 60.0×91.0 岩手県立博物館
  89. 松本竣介 Y市の橋 1943年 麻布・油彩 65.0×80.5
  90. 靉光 鳥 1940年 麻布・油彩 44.0×38.0
  91. 靉光 梢のある自画像 1944年 麻布・油彩 72.5×53.5 東京芸術大学芸術資料館
  92. 鶴岡政男 夜の群像 1949年 麻布・油彩 130.5×162.0 群馬県立近代美術館
  93. 鶴岡政男 物体 1960年 麻布・油彩 193.9×259.1 東京国立近代美術館
  94. 山口薫 母子 1951年 麻布・油彩 79.4×64.0 東京国立近代美術館
  95. 山口薫 千手 「黒夫人」像 1957年 麻布・油彩 118.0×91.0 神奈川県立近代美術館
  96. 麻生三郎 裸B 1949年頃 麻布・油彩 65.2×53.0
  97. 麻生三郎 燃える人 1963年 麻布・油彩 130.5×194.0 東京国立近代美術館
  98. 森芳雄 二人 1950年 麻布・油彩 132.5×162.5
  99. 香月泰男 運ぶ人 1960年 麻布・油彩 72.8×116 山口県立美術館
  100. 香月泰男 復員(タラップ) 1966年 麻布・油彩 162.0×112.0 山口県立美術館
  101. 牛島憲之 芝居(赤坂並木之段) 1927年 麻布・油彩 65.2×91.0
  102. 牛島憲之 まるいタンク 1957年 麻布・油彩 72.7×116.7
  103. 岡田謙二 作品 1953年 麻布・油彩 88.0×70.0 東京都美術館
  104. 山口長男 作品(かたち) 1954年 合板・油彩 185.0×182.0 東京都美術館
  105. 山口長男 赤 1971年 合板・油彩 182.0×182.0
  106. 斎藤義重 鬼 1957年 合板・油彩 146.0×113.0 神奈川県立近代美術館
  107. 斎藤義重 青い跡 1959年 合板・油彩 172.0×122.0 東京国立近代美術館
  108. 斎藤義重 ハンガー 1967年 合板レリーフ・ラッカー 110.5×68.0 京都国立近代美術館
  109. 吉原治良 帆柱 1931年 麻布・油彩 100.0×80.0 神奈川県立近代美術館
  110. 吉原治良 作品 1937年 麻布・油彩 130.0×96.0 三重県立美術館
  111. 吉原治良 白地に黒い円 1965年 麻布・油彩 182.0×228.0

図録

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