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三重の子どもたち屡
2005年1月4日〜1月30日

「創作ひろば」
「美術館わくわく探検ツアー」から

那須賢輔〈三重県立美術館学芸室〉

子どもたちが美術館に来るきっかけは何なのでしょうか。自分の作品が展示してあるから、家族に連れられてやってきた。理由はどうあれ、その子どもたちが少しでも、美術館や美術と仲良くなってもらえればと、会期中に3つの方法で迫ってみました。


「美術館わくわく探検ツアー」は、美術館内の普段行くことができない裏側にまわりこみ、美術館がどんな仕事をしているのかを知り、さらに作品を見る楽しみを感じてみようというプログラムです。まさに初めての美術館体験にはうってつけではないでしょうか。これでまず美術館を感じてもらいます。


「創作ひろば」ではもっと基本的な「作品をつくる」というスタイルから美術というものに興味関心を持ってもらいます。今回は第4室に展示していたワークショップの作品に関連した、織物による作品制作を行いました。人の作品を見るだけではなく、実際に自分の手で作品をつくってみる。美術で感じられる喜びはそこにもあるかもしれません。


さらに今回は「鑑賞メモ帳」による、意見交流型鑑賞ボードを設置しました。普段でしたら作品を見た感想は自分の中に収めているかもしれません。そこで会期中に子どもたちに配布したこのメモ帳を利用して、自分が好きな作品の絵と感想を書き、いろいろな人に紹介するということを行いました。いたってシンプルな方法ではありましたがなかなか好評で、大きな真っ赤な掲示板も瞬く間に子どもたちのメモで埋まってしまいました。


これら3つのイベントは、その手法は違いますが、願っていることはただひとつ。子どもたちが自分なりに美術を楽しむ方法を発見することができること。今回のイベントに参加して、美術に少しでも興味がわいてくれたなら幸いです。

友の会だより no.68, 2005.2.25

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