源氏物語図色紙貼交屏風
資料の概要
種別 |
絵画・書蹟 |
分類 |
源氏物語関係資料
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資料名かな |
げんじものがたりずしきしはりまぜびょうぶ
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作者名 |
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作者名かな |
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時代 |
安土桃山時代
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西暦 |
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法量 |
縦172.8×横175.0 色紙縦20.0×横20.0
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員数 |
1双
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材質形態 |
紙本著色 二曲一双
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関係サイト |
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関連資料 |
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解説
『源氏物語』五四帖の桐壺から東屋まで、各帖一場面を選び、絵、詞書各三六枚の色紙を一組として貼り付けた二曲一双の屏風である。詞書の料紙は、金銀泥の描画や箔散などの豪華な装飾が施された色紙で、書は後陽成天皇をはじめ、八条院智仁親王、曼殊院良恕法親王、大覚寺空性法親王、青蓮院尊純法親王、烏丸光広、冷泉為頼など十人の寄合である。絵は、極めて緻密で優美であり、土佐久翌(光吉)の墨印のある京都国立博物館本や和泉市久保惣美術館本と近似する、光吉またはその主宰する工房の作品と考えられる。光源氏が梅壺女御と絵合の準備をしている「絵合」の構図は、他の光吉工房の源氏絵には見られないもので、珍しい。(特別展『斎王の読んだ物語』図録)