指定区分 | 県 |
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指定種別 | 記録作成等の措置を講ずべき無形の民俗文化財 |
指定・登録日 | 1997(H9)年9月10日 |
市町 | 鈴鹿市 |
所在地 | 鈴鹿市東玉垣町 |
所有者 | 東玉垣自治会唐人おどり保存会 |
員数 | - |
構造 | - |
年代 | 江戸時代から |
関係サイト | - |
関連資料 | - |
唐人おどりは鈴鹿市の須賀神社例祭(通称天王さんの春祭り)に行われる。祭日は現在は4月第1土・日曜日で獅子舞、唐人踊り、稚児(浦安舞)、御輿の渡御等が行われる。 唐人おどりは3人の唐人と6人の囃子からなる。唐人はひょうきんな面を被り、鳥の羽を付けた帽子を被り、異国情緒のある服を着て、ドラ・ラッパ・団扇などを手に持ち、囃子、唄に合わせて中腰になったり、ダイナミックな跳躍をする。囃子方は太鼓(「締め太鼓」と呼ばれる猿楽太鼓)2名、鼓1名、横笛2名、鉦とチャンギリ1名からなる。 伝承では、江戸で成功した郷土出身の「ブンヨムサム(ン)」という人から衣装、道具一式を贈られたことが始まりと言われているが、詳細は不明である。「文化13(1816)年」銘の太鼓があることから、その時期にはすでに行われていたと推定される。 唐人おどりの県内の伝承地は、津市(県指定無形民俗文化財)と当地の2ヶ所のみであり、全国的にみても朝鮮通信使関係の芸能は数少なく、貴重なものである。 |