指定区分 | 県 |
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指定種別 | 有形民俗文化財 |
指定・登録日 | 1956(S31)年12月5日 |
市町 | 四日市市 |
所在地 | 四日市市南納屋町 |
所有者 | 南納屋町鯨船山車明神丸保存会 |
員数 | 一台 |
構造 | - |
年代 | 江戸~昭和時代 |
関係サイト | - |
関連資料 | - |
四日市市の中心地にある諏訪神社の祭礼(四日市祭)は、大規模な祭礼行列で著名であったが、戦災で用具などの大多数を失い、衰退してしまった。現在では毎年8月に行われる大四日市祭などに、その一部を偲ぶことができる。南納屋町(みなみなやちょう)の鯨船山車は全長9m、最大幅2.3m、艫高1.45mで、先端部のミヨシは高く反り、金色の大きな総をさげ、舷(げん)側には金箔の豪華な彫刻を施している。舷側の彫刻は江戸期のもので、下絵を森赤々が描き、瀬川篁村(せがわこうそん)が彫ったものとされ、波涛(はとう)に浮かぶ潜女(かずきめ)や玉取り竜が力強く彫られている。なお、鯨船山車は戦前、この明神丸のほか、北納屋町の勢州丸、袋町の正一丸があったが焼失している。明神丸も船体部を焼失したが、戦後、焼失を免れた飾り類をもとに復元されたものである。 |