指定区分 | 県 |
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指定種別 | 有形文化財(工芸品) |
指定・登録日 | 1974(S49)年3月30日 |
市町 | 津市 |
所在地 | 津市広明町 |
所有者 | 三重県護国神社 |
員数 | 1口 |
構造 | - |
年代 | 江戸時代後期(萬延元年、1860) |
関係サイト | - |
関連資料 | - |
刃長71.0㎝、反り1.7㎝、目釘穴1個。鎬造りで重ね厚く、庵棟で樋掻き通し、添え樋がある。鍛えは小杢目で、刃文は大乱れ、茎は生茎、栗尻、やすり勝手下りで、白鞘入りの拵えである。表銘「濃州御勝山住藤原永貞」裏銘「萬延元年庚申八月吉日/於洞津鍛山田宗徳君佩刀松井治一郎」 刀匠の藤原永貞は松井治一郎といい、文化6(1809)年に美濃国不破郡垂井(現在の岐阜県)で生まれている。先祖が伊勢から東本願寺の別格の寺院である平尾御坊附人として岐阜へ移住したもので、同寺と同派の寺が津及び田丸にあるため、当地での鍛刀が多くある。 本刀は、永貞が伊勢に滞在していたおりに作刀したもので、伊勢打ちの傑作といえる。 |