指定区分 | 県 |
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指定種別 | 無形民俗文化財 |
指定・登録日 | 1975(S50)年3月27日 |
市町 | 鈴鹿市 |
所在地 | 鈴鹿市三日市 |
所有者 | 如来寺(保持団体) |
員数 | - |
構造 | - |
年代 | - |
関係サイト | - |
関連資料 | - |
毎年8月に鈴鹿市三日市町の如来寺(にょらいじ)、太子寺の境内及び周辺街路にて行われる念仏行事で、東組、西組に分かれた三日市の人々が傘ぼこを中心に一団となり、常超院(じょうちょういん)、久右衛門前(きゅうえもんまえ)、半助前、太子寺前といった名称をもつ三日市の聖跡を巡り、それぞれの場所で傘ぼこの周囲にしゃがみ、鉦(かね)に合わせ、ゆったりと哀愁を帯びた調子で「おんない念仏」を唱える行事である。起源については、浄土真宗開祖親鸞上人の直弟子で、三日市で布教にあたっていた専修寺三世顕智(けんち)上人(1226~1310)が、延慶三年(1310)7月4日に如来寺で説法中、日没に至って村の南端「一ツ橋」を最後に行方がわからなくなり、村人は悲しみ、念仏を唱えながら、雨の中を捜したという伝説があり、「おんない」は「御身無」の音韻が変化したものと伝えられている。 |